連れ合いが退職後に前の会社の同僚の方々と、年に2度ほど行っていた山梨。
桃の季節、干し柿「枯露柿」の時期に連れ合いの兄二人に送っていたのでした。
痛風や糖尿病にり患しながらも連れ合いがまだ元気だった頃のこと。
その当時、枯露柿の農家のお母さんが息子さんとお二人で頑張っていらしたようでして。お母さんが胸の想いを思わず「息子はまだ一人なんで、いい方がいらしたら。」と話されたとか。
連れ合いから聞いて「大きな農家さんをお二人で大変でしょうねえ。」とお会いしたこともないのに、気になっていたのです。
山梨の友人宅へ行くお仲間が体の不調やらで減っていき、次第に行かなくなってからも「枯露柿」は電話やFAXでお願いして送っていただいていました。
農家さんなので、日中に電話しても外でお仕事中でつながらなくて。今年もFAXにて関西に暮らす長兄一人の分をお願いしました。12月に入ってすぐに。
もう今年も残すところ10日となり「どうなのかねえ?」と気になって朝早めに電話を。若々しい感じのいい女性の声が聞こえて「今日送りますので。」と。
実は昨年からその感じのいい若い女性の声でして「お母さんが心配していらした待望の息子さんの伴侶かしら。」と勝手に安堵しているんです。良かったわ!と(でも聞いたわけではないですけど。失礼かなと)
関西の長兄は年が明ければ満88歳。この12月の始めに老々介護をしていたお義姉さんを見送り、夜10時半に電話口で大泣きしながら「逝ってしもたんや。今」と。寝てしまっていた連れ合いの携帯電話がリリリ⚡と鳴り響き、起きていた私は携帯電話を手に言葉が出ませんでした。
私がブログに「枯露柿」を書いた日の夜でした。
「娘ふたりが交代で来てくれてるんや。この干し柿は独り占めで食べるからな。」とお義兄さんが言ってらしたそうです。どうぞ大好物を味わってください。
今年は訃報が続きました。合掌。
来る年が良い年でありますように🌞
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