人の痛みや苦しさへの共感が余りにもなさすぎるというのか、そんなレベルじゃないのかさえ私にはわかりません。障害者をいじめたことを自慢気に語るやら、大虐殺の事実で笑いをとろうなど、わかるはずもありません。
それでなくても、今現代、弱者へ手を差し伸べるどころか自己責任の言葉を持って切り捨てられる傾向にあるなかでです。俗に言う「勝ち組」の人たちの好き放題の結果がこれだったのかと、思ってしまうドタバタ芝居の結末でしたね。ギリギリまで。
世界が日本「五輪」に注目しているなかでの、まして「平和」を高らかに掲げる催しに置いて最も恥ずべきことで開幕直前を汚しましたね。
日本は平和ボケと言われて来たとは言え、歴史上の人間の悪行の、それもたかだか８０年ほどしか経過していない近代のことなのです。私は歴史に詳しいわけでもないですが、それでもホロコーストを生き抜いた方がたのドキュメンタリーを見ましたが、あの凄惨な状況は凄まじい地獄絵図です。
世界ではどこかで戦争やテロが起きていて、一向に世界平和への道のりは遠いと思わざるをえないのが実態です。死と飢えと恐怖から逃れられない人々が、このコロナ禍で尚の事増えているのですから。
「平和の祭典」と銘打っての「五輪」です。平和は人類の恒久の願いです。原子爆弾を２度も経験している国、日本なのですから平和への強い祈りをもっているはずだと思うのです。
よくここまで、集めた人の歪んだ人間性には唖然としました。
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