我が家年末恒例の「干し柿」のお歳暮が届いたようです。
山梨の「枯露柿」を連れ合いの兄二人に送るようになったのは、コロナもなかった10年も前になるでしょうか。山梨の友人のマンションにリタイアした会社の仲間と泊まりに行くようになってからですね。
仲間が一人の車に同乗させてもらって、山梨で通りがかった家の広い庭にたまたま昔ながらのムシロに天日干しの柿をみつけてからのことです。連れ合いの長兄が特に干し柿が大好きだとわかり、おおいに喜んでもらったのです。ますます止められなくなりましたわ。
今は山梨には行っていないので、早めに電話でお願いすると同時にFAXで送付先を書いて送ります。今年はあまりに連絡がないので先日確認の電話をしてしまいました。電話口で「今年はお天気のせいか、乾きが遅くなっていて。。」とのこと。天日干しならではで嬉しいことです。お天道様に干すというのは美味しくもなり、滋味も増すのですから。
昨日二人の兄から「届いたよ。ありがとう。おおきに。」と電話があったので「ああ、送ってくだすったんだわ。」と。
私が子供の頃、お正月の鏡餅に紅白の紙や飾り付けをしたあとに長い串にさした干し柿を乗せるのでした。その干し柿が食べたくて食べたくて、年が明けて「さあ、食べてもええで。」となったときの嬉しさったら❣
今のようにお菓子がふんだんになかった時の干し柿の甘さはなんとも言えない美味しさでしたね。たぶん長兄も同じような思い出があるのだろうと思います。木になっている時のあの渋い(^.^;渋柿をこんなにも甘く変貌させるとは先人の知恵ですよねえ。あの柿の渋って独特の口の中がしびれるというのか、あのままでは到底食べられないですものね。
今の子どもたちは甘いお菓子の山のなかにいるので、あの甘さにときめきはしないですかしらねえ?
ふんだんにものがあるのはいいのかと思う世代は私ぐらいで終わりでしょうか。
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