久々に電話で話した同い年の女性は介護の仕事についています。「夜勤明けに、次の仕事の依頼があって。」と彼女。困っておられるお年寄りを訪問介護するのと、施設での介護の両方を頑張っているようです。この暑さの中で眠っていない危険性を感じていると「今年の春ごろ自損事故をしてね。思い切り胸を打ったのよ。」と言うではないですか。
つい最近、胸に猛烈な痛みで「心臓」かとご主人に頼んで病院に行けども原因はわからなかったのよとも。
人間の病気を専門にしておられる医師と言えども、わからないことがあるのは精密機械並みの人間の身体のすべては見えにくいものなのでしょうね。
足が痛くて長くは歩けないと言いながら、介護の仕事に猛烈ともいえる働き方をせざるを得ないのは「頑張り屋」の彼女を当てにしなければ回らない人材不足があるからでしょうね。
まさに身を粉にするとは彼女の働き方をいうのでは、と「超人だわねえ。でもそれって、無茶よ!」と思わず声を大きくした私。
ふぅーとため息。老老介護は家族だけの話ではないのです。
「72歳にしてねえ。」と彼女も自虐気味につぶやいていましたけれど。
それぞれに事情があってのことですので、決めるのは彼女です。が、体を壊さないようにと願いながら。「お年寄りと幼い子供を世話をするのは大事な仕事。だから高い報酬を支払わないといけない。」とどこかで聞いたのですが、実態はその言葉の逆なのですよね。
社会の仕組みの在りようがわかればわかるほど、一筋縄ではいかないもどかしさを感じずにはいられなくなります。
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