エゲツない時代になったものです。いやらしい本能をむきだしにさらけだして、理性とか知性とかはどこかに飛び散ったんですね。
アフリカのコンゴ民主共和国でエボラ出血熱が猛威を奮っていた2018年から2020年までに「WHO」「ユニセフ」「国際移住機関(IOM)」の職員がエボラ出血熱の流行中、支援活動にあたっていた最中に性的搾取、性的虐待をしていたというのです。
なんのためにこうした国際機関を作ってきたのかと、あっちもこっちも腐ってきたのかと嘆くことばかり。オリンピックしかり。これが「ハルマゲドン」でなくて何でしょうか!
人種差別、性差別、格差社会の歪み、あらゆる欲をむさぼる紳士面した悪魔がうごめいて。
「世も末」そのものです!
怒りと驚きに、しばし気持ちをしずめないといけないですね。人間の醜悪な面ばかり見せられては、たまりません。花をながめて、音楽を聴いて、ささやかな日々に身を置いているものには。そういった人たちは正気なのかしら?と。虚しさを感じてしまっています。そりゃ、ヒトラーも存在していましたし、ホロコーストもありました。現在進行形の民族撲滅や、悪鬼の所業はいつまでも続くのでしょうか?
1994年、中部アフリカにあるルワンダで起きた、3ヶ月の間にジェノサイドで80万人の死者が。ツチ族とフツ族の2つの民族。その2つの部族のうちの少数派ツチ族が特権階級として国を支配する側で、多数のフツ族の人々が差別され、支配される側だったと。
先日フランスのマクロン大統領が「ルワンダ虐殺」におけるフランスの責任を認める演説をしたという報道が流れました。当時のフランス政府はルワンダで「虐殺を進めた政権」を支援して、警告に耳を貸さなかったとして「フランスはルワンダで政治的責任を負う。歴史を直視し、ルワンダの人たちに与えた苦しみを認めねばならない。」と発言したと。惨殺された人たちは戻ってきません。人の屍を踏み越えて、進んでいく人間の業とは何なのでしょう。人生100年は最大生きられるかもしれませんが、たかだか100年の人生さえも殺戮の犠牲になって生きる権利をいとも簡単に奪われる人、奪う人がいる、これが現実ですか。
政治的な思惑と、民族間の対立を巧みに利用して国を支配しようとする企みや、ワタシなどには到底理解できるはずもない複雑な構造があってのことだったのだろうと。マクロン大統領の今回の演説もなにかの思惑のもとからなのかも、もちろんわからないですが。
私は「えっ!」という思いでその報道を聞いたのです。植民地だとか、散々なことをしてきています。欧州の国は。それもいろんな欲にからんでももちろんあったでしょうから。今に始まったことではないのですが。自分の身の上に起こらなかったことは忘れてしまいがちなのが人間。日本に生まれた私は「ルワンダ」を覚えていただけの傍観者です。
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