数日前に読んだ産経新聞のコラムが私の頭の片隅に残っていました
桑原聡氏の「モンテーニュとの対話」
ルーマニア出身の思想家 シオラン 桑原氏いわく「最強ペシミスト」の言葉を引用されていまして
シオランのアフォリズム集「告白と呪詛」に
「こんな壊疽にかかった惑星に生きる以上、私たちは計画を立てるのだけは慎むべきだろう。だが、人間は計画を立てずにはいられない。誰も知る通り、楽観こそは、死に瀕した者の奇癖だからだ」
ペシミスト・シオランの生きた20世紀の歴史から「文明とは壊疽へと向かう腐敗の症状」だと
桑原聡氏は 今、この現実に精神がさいなまれていると書いていらして
ゆえに、シオランというペシミストの言葉「楽観こそは、死に瀕した者の奇癖」と言い切るペシミストの言葉の強烈な毒が、逆説的に精神安定剤として作用して、悲劇を情緒的にならず、冷徹に観察することを可能にしてくれるからだと、書いておられます
なるほど、と読ませていただいて、数日を経ても私のなかにシオランの言葉が~
毎日、アメリカの大統領が言葉を発する今、冷静でいなさい・と自分に言い聞かせるために




