お昼ご飯を作って、連れ合いと食べていたときのことです。
若いときから「早食い」の連れ合いですが、現在も時おりむせながらも速いのです。腎臓がんから肺に遠隔転移して抗がん剤を服用しているというのに、誤嚥性肺炎の危険性を何度言っても聞く耳をもたずにむせるのですから、たまりません。
「救急車を呼ばなきゃいけなくなるわよ。」と脅かしてもダメ。
サッサと食べ終わってお茶碗を洗ってるかとおもいきや、「洗濯の洗剤が減ってるんや。詰め替えの袋はどこにある?」と私に聞いてくるのです。
私は食べるのが遅いので、まだ食事中だというのに。
これを単にせっかちだと受け止めるのか、80歳の年齢からくる危ない現象の兆しなのかと考えてしまうのです。
さすがに「私は食事中なんですから。後で調べます。」と口調もきつくなってしまいました。
加えて連れ合いはもと元「瞬間湯沸かし器」の傾向があったのです。年齢を重ねれば少しは穏やかになるかもと期待したのですが、どうしてどうして「瞬間湯沸かし器」的にまだ怒り出すのです。それも加齢が後押しをしているのやら、医師でもない私にはわかりません。
交友関係がどうしても減ってきているので、ストレス解消の場に出向くこともなく、フラストレーションがたまっているのではと推測しています。
何十年もの交流がある友人に「電話をかけてみたらどう?」と私が言ったら「そうやな。」と言いながらも電話しません。私がいまだに理解できないことなのですが、仕方がありません。その友人から電話がかかると大きな声を出してにぎやかな調子に変貌するのに。(ああ、めんどうくさいわねえ、が私の本心)
少々先行きが気がかりになりますわ。
旅行会社からの冊子が重いほど郵便受けに入っていると、ブツブツ「古紙のリサイクルでもって行くのが重いんだよな。」と。確かにコロナ禍の前に気軽に出かけられた旅はお手頃価格でした。その頃を覚えているので「わあー、高いわねえ(-_-メ)」でおしまいで古紙リサイクルへ。
職場では連れ合いが全てのイベントなどの段取りをするのが嫌いじゃなかったようなのに。
家庭では私が全て検索、比較、日程全ての決定権をもっていますが、「飲み放題があったらいい。」とかの要求は口をはさんできます。
何かイベントを組み込めるのも今のうちでしょうか。自分の足で歩ける間にです。
手をつないでいくような、ルンルンの旅はありえないのよね。でも紅葉狩りなどいいとは思いながら、終活で「やけどした植木」を処分しなきゃとも話しています。ベランダが連れ合いのテリトリーだったせいか、怒ってすねています。
植木が「ふびん」だと思う私とその点もかみ合わず、独断で私が動くしかないかなと思っているんです。先延ばしにできないことはやるっきゃないですから。
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