「所得制限なし」よりは「制限」した分をほんとうに学校に行くに行けない家庭に手厚くするということは、手間がかかるのでしょうか。
それなりに所得がある方は塾にスイミングクラブ、ピアノ等いろいろ通わせていらっしゃるのではと推測します。あくまでも推測ですが。
それに引き換え学校の給食が食べる唯一の食事だというお子さんもおられるようです。
中学校も高等学校も制服代、運動着だなんだかんだとかかっていたと記憶しています。義務教育の中学校でもです。
振り返って私は下の息子が小学生のころから近くの会社のパート事務に行っていました。息子は小学校高学年のころ、陸上部に入って頑張っていました。いちど駅伝のように外の道路を走るというので「見にきてほしい。」と言ってきたことがあったのです。が、どうしてもパートの仕事といえども人数が少ない事務所のこと。二人しかいないパート。私が抜けることができなくて。息子が走る姿を見に行けませんでした。
私が帰宅して、ジャージを着た息子が普通に家にいました。ポーカーフェイスでいたのでしたが、パッとジャージの前を開けたら優勝のメダルが光っていたのです。
「ああ、頑張ったんだなあ!」と嬉しさと同時に見に行ってあげられなかった申し訳なさで胸がいっぱいになったことは今でもその光景とともに焼き付いています。
「よいとまけの唄」ほどではない我が家のことではありますが、政治家の方々は困窮家庭の実情をご存じではないのでは?
所得制限なしの支給には納得がいきません。何のための所得税?ちゃんと所得をつかんでいる部署があるのですから、できないはずはないと思うのです。
私は集合住宅のローンが肩に重かったので働きに出ていましたが、もっと生活自体が大変な家庭のお子さんが勉強できるようにするのが本来の目的であるならそういうお子さんに手厚く、きめ細やかにしていただきたいな強く願っているのですが。もう決定してしまったんですよね。
なんでも一律というのは手数をかけるというのを省いているとしか思えないのです。
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