連れ合いは何度か入院したのです。
コロナ禍に入る前年、市のレントゲン健診で極小の肺がんを発見していただき、保健所からの封書に驚き、でも実は腎臓ガンからの遠隔転移だとわかって、大至急!と腎臓一つを摘出する手術と、めまぐるしい入院でした。
その後抗がん剤投与となりましたが、すぐに抗がん剤に対する拒絶反応が出て、即再入院。
血液検査の結果は「数値の悪化」と医師。
ですが、その時点では、まだ若かったのか、気が張っていたのか、毎日病院まで🚃に乗って洗濯物やら必要なものを持って通えたのでした。
我が連れ合いも点滴のポールを持って、病院の廊下を歩き、病院食もペロリと平らげる状態で、病人には見えなかったほど。
それから、7年目に入った先日「緩和ケアに入ります」との医師の言葉から、2~3日後に「帯状疱疹」が出て、慌ただしく入院に。
私はひとりで帰宅した夕暮れに、翌日目覚めた朝の静けさに、初めて心もとない感覚を覚えて。。
ソファでうたた寝をしても「早くベッドに行って寝たら~」と叱られることもないのです。
さすがにこれではいけないと、アマゾンプライムで映画音楽の巨匠「エンニオ・モリコーネ」氏の歩んでこられた道と、数多の映画音楽を見て、聴いているうちに思わず口元に笑みが出ている自分に気づいて。
やっぱり、音楽に包まれるって幸せ💓
固まりかけていた心がほぐれるように、流れてくる音楽に過ぎた日の想い出と映画のシーンを重ねて~
あまりの展開の速さに、私の混乱した頭もようやく落ち着きを取り戻しつつあるのに、ホッ(^.^)




