私はアレルギー体質です。いまも首の後ろ側にアトピー性皮膚炎ができています。40数年前に娘を産んで、その翌年の夏に連れ合いの実家でだしてもらったエビのはいったかき揚げをたべました。しばらくしたら顔がムズムズする感覚を感じて鏡を見たら、蚊に刺された大きな腫れのようなものがたくさん顔に出来ていてビックリ!お義母さんも驚いて近くの薬局に薬を買いにいってくださったんです。それまでエビでアレルギーがでたことはなくて、よく母が「お産は全身の血が入れ替わるくらい、大変なことなんやで。」と言っていたのを今でも思い出すのですが。出産で体質が変わったのか原因はわからないのですが、それから今にいたるまでエビは口にしなくなっています。厳密に言うと、かき揚げでアレルギー発疹がでた翌年の夏、出先でエビの天丼をたべたのです。そしたらまた薄かったのですが、発疹がでたのでそれ以来怖くなってしまいまして。もうエビの味は忘れましたが、結婚式に出席したときはエビの料理が多くて食べるものがなくて困りましたけれど(^-^;
40歳代の夏の日、娘と横浜へ日帰りのつもりででかけたのですが、どうにも遅くなってしまいビジネスホテルに娘と泊まりました。日焼け止めとかファンデーション等の化粧品をもってなかったので近くのコンビニでお泊りセットになっていた日焼け止め等を買って、塗って横浜の街を歩いていました。するとまた顔にムズムズ感を感じはじめまして、かといってクレンジングでなどと考えなかった結果、リンゴのほっぺなんて可愛いものではなくて頬を中心に真っ赤な炎症をおこしていて熱をもっていました!
翌日、かかりつけ医が内科、皮膚科だったのすぐに診察していただきましたが、医師いわく「化粧品会社の販売員さんでも化粧品でかぶれて、仕事をかえないといけなくなったことがあるんだよ。」と怖いことを言われてしまい、強いステロイド軟こうを出すけども、日光に当たるとあざになるから気を付けるようにとのことでした。
その真っ赤な顔で外になんかでられたものじゃなかったですね。お猿のお尻よりも赤かったですわ。
顔の造作は生まれつきなので諦めていましたが、そのアレルギーには絶望的な気持ち、このまま赤みがとれなかったらどうしようかとの気持ちになって、結構大変な夏でした。
それ以来、化粧品の怖さには敏感になりました。だから白髪染めも美容院でしたことがないまま今もです。まして、保険の仕事をしていたときに先輩の女性が「時間がなくてね、自分で家で市販の白髪染めをしたんだけど、垂れてきちゃってね、それでこんなに!」と瞼がお岩さんのように腫れあがっていたんです。痛かっただろうと私に怖さをまたまた植え付けられたのでした。
やはり、40歳代の保険の仕事をしていたころは秋にアレルギー性鼻炎になって市販の薬を飲まないと、くしゃみに鼻水で営業の仕事ができないという、春にはなんともないのに。車の運転が危なくて、実際にガードレールにこすったこともありましたわ。大きな事故にならなくてよかったです。アレルギーの薬はどうしても眠気をもよおすもので。
そして58歳の時の有楽町西武の閉店セールで販売員の仕事の途中に発熱して大学病院の診察で「成人発症ステイル病」ときいたことのない難病(補助金はでないレベルの)だと告げられて10か月の通院、ステロイド剤の服用を医師の指示どおりに続けてなんとか治ったのですが。その医師がご自分の幼いお子さんのアレルギーの話をされました。小学1年生くらいだったのでしょうか、身体がかゆくて大変だったようでした。奥様に「石鹸をつかわないように!お湯だけで大丈夫なんだから。」と言ってらしたそうなんですが、奥様がきれい好きでどうしても石鹸をつかっていらしたらしいのです。
お子さんがあまりにかゆいとのことで石鹸をつかわなくなったら良くなったんだよと医師。このときの医師の言葉も忘れられないものです。
我が息子もアトピーがひどくて、やはりステロイド軟こうのお世話になりましたわ。あざになると言われましたが、肘やひざ裏などのやわらかい肌のかゆみが強くて血だらけにかきむしっていました。塗らないわけにはいかなかったですね。
その後、何かの本か雑誌か、東南アジアのこどもたちにはアレルギーがないという記事を読みました。日本からみると衛生的にはみえない(申しわけない言葉でごめんなさい。)のですが、その私の考えかたが間違っていたんですね。
牛やぶたなどの動物の飼育を仕事にしている方々にもアレルギーがないということだそうです。
日本人は椿油とか「ぬか袋」でカラスの濡れ羽色の髪の毛を保ち、きめの整った肌をしていたんですよね。まあ、食べ物も違っていますけど。
現代人は便利になって、シャンプーやらトリートメント、洗濯洗剤等化学薬品であふれています。洗濯板に洗濯石鹸でゴシゴシと手で汚れものを洗う苦労も知っているので、もちろん全てを否定するものではないのですが。
今また、回帰説がでてくるのもわかりますね。でも懐かしさだけではこの便利なものを手放して生活するのは厳しいでしょうね。中をとって「ほどほど」でぼちぼちやっていくしかないのでしょうか(^^)
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