連れ合いがよく西部もの(ジョン・ウエイン氏が大好きな人なんです。連れ合いが。)やギャングがバンバン打ち合いをする映画、アクション系を好んで見るので、よく聞いたのが「フランス映画は主人公が最後に死ぬんだ。不思議なくらい。」という言葉。
私は映画でも、残酷なシーンを見ていられないのです。作り物だとわかっていても、怖くて、えげつないのはダメなんです。
フランスってそういう意味で、主人公が最後に死ぬという意味で不思議な感性の持ち主が多いのかなと。サルトルとヴォーヴォワール、哲学的なイメージ。アメリカ映画とは全く違う空気が流れています。
ジャン・ポール・ベルモンド氏もアラン・ドロン氏とはまったくイメージが違ってハンサムではないけれど、フランスを象徴するような俳優さんでしたね。ほとんど映画をみていないのに、僭越ながら。
フランス人という人たちがドイツ人、イギリス人と違う独特の感性を持っている感じがします。
フランス革命の起こった国ですからね。東欧の人形劇で時の政権を皮肉るとか、なにかヨーロッパに惹かれるのはそれぞれの国の歴史を感じられるからかもしれないですね。
フランスはファッションの国でもあり、芸術家の集まるパリ、今はコロナの制約に反発するデモをやっているようですし。
以前このブログでフランス国歌の猛々しさに驚いた話を書きましたが、フランスってあらゆる要素がギュッと詰まっている、国民一人ひとりの主張が強い国のイメージを私は持っているのですが。 ジャン・ポール・ベルモンド氏から横道にそれてしまいましたか。オシャレでいて、強くて、私の好きな少し物憂げなシャンソンの国フランスを象徴する俳優さんだったように思います。ジャン・ギャバン氏もそうでしたね。
ご冥福をお祈り申し上げます。
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