男性の「女とカネ」がテニス界を激震のなかに落とし入れていますね。
一人の女性の人権問題ですので、見過ごすわけにはいかないのも当然だと思います。
女子テニス協会(WTA)のステイーブ・サイモン会長兼最高経営責任者(CEO)の香港を含む中国でのWTAの全トーナメントの即時停止の発表は早い決断でした。
それに対してIOC のバッハ氏のテレビ電話で今所在のわからない彼女と話をしたとの動画ではない、ただの映像には唖然とするばかりでした。
オリンピックのカネ至上主義の象徴的な映像として。
コロナ禍で世界が揺さぶりをかけられている真っ最中に、毅然とした態度を示したWTAのサイモン会長には久しぶりに人としての良心を見ましたね。
大坂なおみ選手もジョコビッチ選手たちも心配して世界中が彼女の安全を確認したいと願っているのです。
これからの動向を見守るしか出来ないですが、彼女の安全を速く確認できますよう祈っています。
WTAの成り立ちを初めて知りましたが、、1970年にビリー・ジーン・キング・カザルスさんらが全米テニス協会に対して男女の賞金格差の是正を求め、また女子選手も注目されるようメディアにも働きかけるようにと強く主張されたのが発端だったんですね。
多くの困難を経て女子テニス協会は1973年6月に設立。結成時の選手9人は「The Original 9」と呼ばれているのも知らなかったことでした。
およそ半世紀前の一人の女子テニス選手が不当な扱いに抗議することからうまれた女子テニス協会。
今、一人の女子テニス選手の行方をめぐってテニス界が大揺れなのは当然のこと。
これはテニス界のみにとどまらない普遍の人権問題なのですから。
それにつけても、IOCにはがっかりさせられてばかりです(・へ・)
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