「南向きでいいよね。」と娘が育たない鉢植えを持ってくると、元気になって真っ赤なダリアの花が何度も花開くのを見せてもらったりしていたのです。昨年までは。
今夏のお天道様に逃げることもできない植木たち。ゼラニウムでさえ花をつけていません。
エレベーターのなかで、住人の男性がくださった一茎を挿し木して育った「かねのなる木」の葉っぱが「やけど状態」で黒く変色しています。
住人の方も高齢化のために鉢植えを置いている方が大幅に少なくなっています。
我が家もこんな痛ましい植木を見るのが辛いのと、世話がいつまで出来るかと思ってきていましたので、そうした植木たちが置かれている樹木のところへ持っていこうと話しています。日陰もある場所なので。生きながらえて、また花を咲かせることができるかもしれません。
植木も花も人間も自然の摂理の前には同じ立ち位置にいるのです。
宮沢賢治氏の「日照りのときは涙を流し 寒さの夏はオロオロ歩き」の言葉を思い出して。
室内のアジアンタムとポトスだけはみずみずしい緑で生きていてくれているので「ありがとう。元気でいてくれて。」と声をかけています。
私たち二人の人間の歩む先を見据えて。
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