ナイキのCMが非難されているという。
私は見ていないです。が、スマホニュースで概要は拝見しました。日本は日本人で形成されている単一民族国家だと、一見そのように見えるかもしれないですが、そんなことはないですよね。仏教や、陶工、いろんな文化が人と共にはいってきて、日本独自の文化になってきた経緯があるのは事実ですよね。
でも、それは蒙古民族というか、アジア人ですから見た目の特徴が一見してハッキリ違いがわかるものではないのです。心性は違うにしてもです
大坂なおみさんや、八村塁バスケット選手等、アフリカ系を父親にもつ人が以前に比べて増えてきました。
25年ほど前でしょうか、私がデパートで働いていた時に乳母車を押して若いお母さんが来られました。乳母車の中の赤ちゃんは肌の色が黒かったのです。赤ちゃんは可愛いですよね。仕事だからではなく、赤ちゃんをもう一人の販売員さんとあやしていました。可愛い笑顔を赤ちゃんはみせてくれて、そのお母さんは帰っていかれました。その後、別の販売員さんがポツンとつぶやきました。「かわいそうに。」と。
そのとき、「なんでかわいそうに、なの?」と純粋に思ったのです。
そうして、娘が年頃になってきた時、私と連れ合いとで娘がアフリカ系の男性と結婚したいと言ったら(あくまで仮定の話として)どう対応するのかとの話になったことがありました。連れ合いは「俺は反対する。」と言いました。私は「アフリカ系の人であっても、いい人だったらいいんじゃないの。」と。私は本当に理解して言ったのかというと、あやしいなと自分でも思います。娘を信じてあげたいとの気持ちからの言葉としか。
私は果たして実際に現実になったらどうだったのか、自分でも自信はありません。まず、身近にアフリカ系の人がいません。外国の方との交流がないですから。日本人同士の結婚でも、育った家庭環境の違いから驚くことは結構あります。それが国が違うということは大きく戸惑うことがあると思うのです。
話がそれてしまいましたが、そういった大きな壁を乗り越えて交際結婚されたご夫婦が増えてきています。頭では肌の色で人間は測れないと思っています。
イタリアツアー旅行でナポリに行った時、夕方ホテルに着いてナポリ駅前にスーパーがあると、添乗員さんに教えてもらったので他の人達数人とででかけたことがありました。少し暮れかけて薄暗くなりかけている中、そのスーパーの周辺には凄くガタイのいい、背も高くがっしりしたアフリカ系の若い男性が多く立っていました。肌が光るほど黒く、正直怖いと私は感じたのを覚えています。
なぜ、怖いと感じたのか?まず、言葉が通じないから。大きくて強そうだったから。どうして駅前のスーパー周辺でただ立っているのか?人と待ち合わせのような雰囲気はなかったと勝手に思ったから。ローマでジプシーが日本人をターゲットにバッグを狙うと聞いていたからと、要するに未知なる、言葉も通じない人に感じる怖さです。やはり、見た目がなかったとは言えないとも思います。
日本人は小さな島国に生まれ育ち、それほど世界のあちこちを旅するわけでもなく、その狭い国の中で完結してしまう暮らし方をして一生を終える人のほうが多いのではと、私は思います。
幼い頃から、例えばインターナショナルスクールのような環境で過ごせばいろんな肌の色の人達と話して、遊んで友達になったりするでしょうね。
半世紀も前でしょうか?アメリカの新聞でしたか、日本人を風刺した「眼鏡、出っ歯、カメラの日本人」が話題になったことがありましたね。
金髪碧眼の人は黄色人種をどう見てるのかしら?うかがったことがないので、全くわかりません。
話をして少しづつでも理解をする努力をしなければお互いに警戒をし続ける相手でおわってしまうのではないかと思うのですが。日本人が「おもてなし」の国の人だからだとか、誰にでも優しい国民性だとは言えないとおもいます。
お互いを知り合うこと。国際結婚をされた方はよく知り合って、理解を深め、人生を共に生きていこうと決心されたからでしょう。それに尽きると思います。
日本という国は、まだまだ海外の人と深く知り合う機会の少ない、この地球規模の時代にしては珍しい不思議の国なのではと思うのですが。私は。
そのことをナイキはCMを通して伝えて、このままではいけないと提起しているのではと思うのですが。
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