連れ合いが高卒で入社した会社時代からの友人。おおいに酒を飲み、ともに歌うことも大好きな友人が「ふらふらするんだ。」と病院のはしごをしていると聞いて、心配していたんです。好きだった車の運転もできなくなったと肩を落としていらしたようでした。
「こんなに長い付き合いをしているのは、あいつだけや。あいつが調子が悪いとなあ。」とつぶやいていた連れ合い。
大学病院や、あちこちの病院で検査を受けるも原因はいっこうに分からず。
そうしているうちに転倒して頭を打って、頭の中に血の塊ができたそうでして。検査の結果は「自然に小さくなっていくでしょう。」と医師から言われたとか。お昼に日本酒を飲んでいるんだと聞いて驚きながら、それでも病気とは無縁で声にも力がある方だったのでなおさら。
その電話以来、連れ合いが電話をかけても応答がないのが数回続きました。いつもなら折り返し返事の電話が来ていたのですが。まったくかかってきません。
さすがに私が「携帯電話にではなく、自宅の電話にかけてみたら?」と。
友人の奥様とはほとんど面識がないので、しぶしぶかけていましたが。留守電になっていて(我が家もそうしていますので。)連れ合いが名前を告げて話し始めたら奥様が電話口にお出になりまして。
やっと、電話口に出てこられた友人が「いや、気がめいって。もう死ぬのかと考えてばかりで、食欲もなくなって体重も減ったし。電話に出る気もしなかったんだ。」と話されたようでした。
「心療内科に通って、今漢方薬を出されて飲んでいるんや。」とのことでした。
よく二人して東京で飲んでは歌い、へべれけになるまで飲む無茶をする二人でした。
一度だけでしたが、この狭い我が家に泊まっていただいたこともありましたし。連れ合いとはまた違う性格の方だと思っていました。だからまた気が合うということなんだろうと。
その方のバンカラのように見える中に、私は繊細な部分を感じていたのです。精神的な病ではないのかなと、理由もなく思っていました。
そんな不安にかられていた昨日、突然電話がかかってきたのです。元気な声なのは、連れ合いの話を聞いていてわかりました。
「心療内科で出された漢方薬を飲みだしてから、少しづつ食欲も出てきて体重も増えてきたんだよ。」と。
繊細な男性だと思っていた私。やっぱり気持ち、神経からだったのね、と。まずは良かった!
男性はえてして強がるきらいがあるとは思って見ていましたけれどね。
当方も皮膚疾患で、私が入浴で私が先に入るべしと看護師さんから言われた旨を話すと「俺は菌を持ってるからな。」といじけたようで。違うでしょ。病気なんだからと言っても、ナーバスになっていて対処に困っている私です。
こんなことはまだ序ノ口ですかね。でも、先のことは先のこと。未知なのですから、気分転換にカラオケにでも行きましょうかねえ。温泉は「こんな体だと温泉もなあ?」とイヤそうなのでね。
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