いつ買ったのかも忘れるほどの我が家のオーブンレンジ。
これで子供たちが幼かったころはケーキやクッキーを焼いたものです。家中に甘い香りがして、幸せな気持ちになったのも遠い日の記憶に残っています。
いつ壊れるかと思いながら、また新しい機能の付いた電子レンジのCMを見ると「う~ん。」と心が揺れるのですが。壊れないので働いてもらっています。
動かそうとして、その重さに驚くばかり。昨今は「軽い・コンパクト」の流れになっていますよね。
それだけ強くて軽い良い素材の研究が進んだと言えるのでしょうけど。
ドシッと狭いキッチンの一角に鎮座している私の次に古い電子レンジには、昔の日本の電機会社のありようが偲ばれるのです。
右肩上がりの高度成長期に頑張った日本人の「made in Japan」の誇り。
日本製は丈夫で品質が良いと信頼されて、どんどん海外へ輸出されていた時代の産物。
いつまで働いてくれるでしょうか。我が家の古参のオーブンレンジ。
新参の繊細なコンロから女性の声で「取り扱い説明書を読んでください。」と叱られながら「はい、もうまったく。機械がしゃべるのもうるさいわねえ。」とつぶやいている私を横目で見て昔気質のオーブンレンジはどう思っているかしら(;´・ω・)
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