透明なダイヤ・赤・青・緑 ・色とりどりの石。 クレオパトラの時代から、いいえもっと昔から見出だされていたのかしら。地球の奥深くから。
美しいものには魔力が宿るのか。美しい女性をより輝かせる宝石の数々。
かっては「黒い宝石」と呼ばれた石炭。
最近はまって観ている英国の刑事ドラマによく出てくるのが、炭鉱閉鎖に反対するストライキとスト破りの対立抗争。
「リトル・ダンサー」という映画は、炭鉱町の少年がバレエのソリストになる実話を映画化したものでした。
裕福とは縁遠い暮らしぶりの炭鉱労働者たち。日本でも九州や夕張の町が活気にあふれていたものでした。大変な労働をしていらした方がたのおかげさまで暮らせていたのです。
英国の産業革命。石炭は必要不可欠な「黒い宝石」だったのです。
地下の坑道に降りて行っては、命の保証もなく真っ黒になって働く人々。
時代の潮流から外れると、用済みだとばかり働く場がなくなるのですから酷い扱われ方をされてきた黒い歴史。
今Paris でオリンピックが開催中なので、フランスの宝石の老舗を紹介する番組が放映されていて、世界のセレブが訪れるきらびやかで華やかな別世界はまぶしい限り。
同じ地球で自然が作り上げた石でも、こうも違うのかと世界の歴然とした貧富の差を目の当たりにして、言葉が見つかりません。
国と民衆の関係の変わらない構図、国の思惑に振り回される悲哀と渦巻く怒りは1980年代の英国にたちこめていたのでしょうと。
日本の炭鉱で働いていらした方がたの時代は五木寛之氏が「青春の門」で書いてらっしゃいますけれど。
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