電車に乗って出かける町に新しいスーパーマーケットがオープンしたと聞いていました。
老舗スーパーマーケットは何がどうしたのか、衰退していくなか、世のならいと言えるのかもしれませんけれど。
「どんなお店なのかしら。」と興味本位で入ってみたのですが、「食の変貌」を目の当たりにして、そそくさと出てきました。
今が旬の果物が、それも見事に立派なものが高価格で並べてあったり、大きなパックに入ったお惣菜やサラダ、冷凍食品がびっしり詰め込まれた大きなフリーザー。
果物も「見栄え」が大事なんですね。自然のものなんですから、形が少々不ぞろいでもいいでしょうに。
だからヨーロッパの農家が朝採れの野菜や果物を並べる市場の風景に憧れる私なんですけど。
若いお母さんが混んでいるお店のレジ前で、幼いお子さんに「あの○○を取ってきて。」と言ってらして、幼い小さな手でつかんできたのが大きな冷凍の袋でした。
もう少し前に、私の都内の友人が電話でこぼしていたのを思い出しましたね。「息子夫婦が二人で仕事で出かけるので、3人の孫の世話で行った時にね。嫁から冷凍食品のこれとこれを食べさせてくださいと言われたんだけど、冷凍食品ってあまり使わないでしょ。分からなくてねぇ。」と。
私も彼女と同じ年代です。まず冷凍食品を殆ど買わないので、新しいスーパーマーケットの巨大フリーザーを見て、「時代が変わりすぎよね。短い間に。」とこぼしていた友人の嘆きが身に沁みてわかりましたわ。
工場で作られる食品が増えたんですねぇ。
歌手の鳥羽一郎氏の歌う「海の匂いのお母さん」作詞:田村和男氏 作曲:船村徹氏の世界は遠くなりにけり、と「古い人間でござんす。」と一人つぶやくことに。
================
にほんブログ村「団塊の世代」カテゴリーのランキングと
人気ブログランキング「日記(70代)」に参加中です。
いつも応援クリック有難うございます♪

