私が友人から頼まれた介護のお手伝いのブログを見た娘から、「人の命に関わることだから、いくら友達でもそう簡単には受けることじゃないからね。食事やお茶を一緒にして友人の大変さを聴いてあげることまでじゃない?お母さんにできることは。」と、私を心配して電話がありました。
私はどこかお人好しのところがあって、よくも悪くも自分のことのように感じてしまうのです。2日前には友人の夢まで見ていて、朝目がさめて自分でビックリしたんです。まずめったに夢を見ないのに、そこまで胸の奥に入っていたのだと。
娘の言うことには反論の余地がなくて、友人の要望通りだと彼女の出かけた留守の時間帯にいてほしいとのこと。その時間帯に万が一のことがあったら私は責任の重さにつぶされてしまいそうです。その上、彼女との友人関係ももちろん崩れてしまい、重い責めを負って行きていくことに耐えなければならないと。
彼女からすると、なんでも打ち明けて話せる人間のほうが気心がしれていていいとの思いだとはわかるのですが。ヘルパーさんに頼むことも彼女は重々知っていて、先日もケアマネージャーにも会って話をしたと言っていました。
人間ってそういう思いってありますよね。頼んだヘルパーさんがどういう人なのか初めはもちろんわからないですから。
娘だからこそ私の性格をのみこんでいるので、「お母さんはお人好しだし、責任感も持ってるからこそ大変なことなのよ。」とズバリ突かれてしまいました。
友人のご主人の入っておられる緩和ケア病棟からは「退院してもいいですよ。」と言われているそうなのです。でも、意外なのはご主人が「退院したくない。」と言ってらっしゃるとのこと。とても優しいご主人だから友人に負担をかけると思ってそう言っておられるのかもしれません。
モルヒネと栄養の点滴だけになっておられるのに、友人が「驚くくらい元気なのよね。」と電話で言っていました。抗がん剤をずっと点滴されていたほうが体に負担がかかっていたのか?彼女にもわからないことだとは思いながら、体の不思議に改めて思いをめぐらしてしまいました。
そんなことを考えていると、旅先でしりあったご夫婦からメールが届きました。そのご主人さまは前立腺がんと、肺がんだったのに病院に行かずに普段通り生活していらしてメールにも「俺は気合いと食事療法で前立腺がんと肺がんを治したから。」と。
前立腺がんで入院の当日に「行くの、辞めた!」といかないまま、それが10年以上も前ですからね。病気の進行程度はわからないのですが、よくそれで大丈夫でいらしたとつくづく思います。でも、ほんとうにお元気ですから、これがまた不思議極まりないのです。
いろんながん患者さんの間にいて、よおく考えてみないといけないです。自分も他人事じゃなく。
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