強いだけでは。。やさしいだけでも、時として吹く風に折られてしまう。
今、心を病む人が増えているようです。
市販の鎮痛剤などを多用するオーバードーズの若者が日本でも増加しているとか。
数日前に広島に住む保護司の高齢の女性が行き場のない子どもたちを迎えいれて、ひたすらご飯を食べさせている映像をたまたま見て。
「あんた、お腹が空いてたらどうなんね。心がすさむじゃろが。」と今82歳だという彼女は40歳代からそうしてご飯を作り続けてこられたんだと。
家に帰っても「居場所」がない少年が「ばっちゃ」と呼んでカレーライスや、親子丼を食べているときの顔、顔。
「あんた、誰れにいじめられてるんや?ばっちゃが行って言うてやろうか。もう、いじめたらあかんて。」と少年の顔をのぞきこむように言う「ばっちゃ」に、何も答えない少年。
横にいる少年が「こいつ、ライターの火あてられてるんや。」と言う。
その少年が何をしたのか「少年院」に1年くらい入って出てきたときも、行くのは「ばっちゃ」のところ。黙って「ばっちゃ」は少年の好物の親子丼を作って、ほおばる少年の横に座る。
実の母親が広島におったんでは、また悪い友達とつるむからと言って。「ばっちゃ」が愛知県のNPOに世話になるよう手配する。「不安や。」と少年はつぶやきながら夜行バスに乗って。
少し落ち着いてから、また夜行バスで「ばっちゃ」のところへなけなしのお金でお土産を買って逢いに帰る少年。親じゃないんよね。
お腹が空いてたんでは、心がすさむと来る日も来る日もご飯を作って食べさせる。何年も何十年も。来る子は拒まず。
「ばっちゃ」あなたはやさしくて、強い。
最後に、あの少年が結婚して子供を抱いている写真が。
「ばっちゃ」は今日もご飯を作っているんやろねえ。
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