「心臓に毛が生えている」かのように図々しいときもあれば、ちょっとした雑音に怯えることもあるのが人間かも。
その心臓が痛いと感じることが40歳代から今に至るまでには、何度となくなくありました。デパートで販売員として立っていた時に痛みに襲われて、裏の従業員の通路でしゃがんでいたら同じ販売員の女性が「胸が痛いの?」と。「私も時々あるから持ってるのよ。これ。」と救心という薬をくだすったことも。
つい2日ほど前の夜中眠ろうとしたベッドの上で突然きた痛みを「ウー!」とこらえていました。
かかりつけ医は今年9月の定期健診の時に初めて「逆流性食道炎かもしれないから、一度胃カメラをした方がいいな。歳をとると、胃と食道の間にある筋肉も衰えるんだよ。」と同年配の医師も苦笑いしつつ。心電図はずっと何年も異常なしですので。
昨日「腸のための薬」の話と胃カメラの件で病院へ。
患者の9割は高齢者かと思えるほどで、胃カメラや大腸内視鏡検査の予約室からはひときわ大きい声が響いていました。耳が遠い高齢の女性に少し年長のナースの質問の声が大きいのでした。周りの2~3人の若いナースは押し黙っていて。
私も胃カメラの予約待ちで座っている間、否応なく響く声を聴きながら「お疲れ様です。高齢になると耳も目も衰えるので、すみません。」と胸のなかでつぶやいて。他人事ではなくて、ナースのストレスは如何ばかりかと思っていたんです。
私の番になり、電子カルテを見ながら若いナースが「4Lの下剤を飲んだのは12年前の最後のときですね。今は少しは薬も良くなってますし、暖かくなってから入院して検査されてはどうですか。とりあえず胃カメラは来年早めに。」と心やすく対応して頂きました。
その前にまず呼ばれた診察室の中、前回とは違った医師は「今は何を飲んでいるのですか?」とお聞きになって「はあ?カルテをご覧になってるのではないのかしら。」と驚いて。前回の処方箋の薬を飲んだけれど効果のほどはさほどなかったことを申し上げたのです。胃カメラの検査の予約をお願いすると、「大腸内視鏡検査は同時にしますか?」と医師。
辛い検査を思い出して「した方がいいのが50%、したくないのが50%」と気持ちが揺れて返事をためらってしまったのです。すると、「じゃ、胃カメラですね。」と医師。「それにしても薬の件は不思議な質問だったけど。」と診察室を出たのです。
助け船を出してくれたのは、若いナースの親身な言葉でした。看護師というきつくて、大変な仕事をされるには強い心が必要です。お世話になるたびに、私には出来ない仕事だわと。
アパレルの販売をしていた時に良く購入してくださった中にナースもいらしたのでした。いつも白衣ですものね。気分転換にオシャレを👗
病院に行く患者にとって、なにげにやさしい言葉は「救い」なのです。
帰宅して何か言っている連れ合いと、その言葉が私の突発性難聴の左耳の耳鳴りで(昨日の冷え込みが酷い耳鳴りを引き起こしたんです。冬になると百均の耳当てを必ずつけるのが慣例ですが、昨日は帽子のみでした。)聴こえない私はまるで「音のない世界の住人」外から見たら、ちぐはぐな老夫婦のコントのようだと可笑しくなって二人で爆笑(*^。^*)
連れ合いも結構耳が遠くなってきているのです。私の大丈夫だった右耳も聴力が落ちているのを実感していますし。
映画「コーダ あいのうた」を以前観たのですが、ろうあ者の家族と歌の好きな娘さんの歌う「青春の光と影」Judy・Collins ジョ二・ミッチェル作詞作曲。好きな曲です。素敵な映画でした💛
人間の身体が持っているいろんな機能が衰えていくのを実感してみると、いろいろな障害を持つ方々と少し時期がずれているだけなのではないかと思えるのです。
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