医療関係者の男性の言葉とも思えないので、唖然としたのですが。予期しないことだったので、71歳の私がブスブスと胸の中にくすぶっています。
私は医療関係者だから「偉い人」という感覚をもってはいません。その人のもちろん技量と、でも人間性の方を重視します。
ですから、あまりの言葉を発するその男性の顔をじっと見てしまいました。
どちらかといえば私は図々しい面も持ち合わせています。が私の持つ多面性のひとつに言葉が刺さりしばらく頭のなかで混乱していました。かと言って、事を荒らげたとて何もえるものはありませんので、引きましたが。二度と顔を合わせたくない人だと思いながら。
これが思春期のお子さんだったらと思いもしました。こんな言葉を部活や教室等で投げつけられ続けたら、心が萎えてしまうことでしょう。
力による暴力も辛いものですが、言葉の暴力の刺さり方もキツイのです。
帰りの電車を一駅前で降りて、歩くことにしました。歩くには少し日差しが強いなと思いながら。昨日は雨が振り続けましたから、打って変わったお天道様。
心の底にズンと残っているのですが、歩くことで多少でも昇華させたい気持ちでした。
アフガニスタンで銃弾に倒れた中村哲医師の亡くなる直前までのビデオを思いついたときに見るのですが。あれだけ医師としても水脈作りの土木作業にも自ら全力で立ち向かっていらしても、現地の人に砂をかけられたり、車を横倒しにされても「どうしてそんなことをしたのか?」と相手の気持ちを考える先生だったと当時の看護師の女性が語っていらっしゃいました。
その女性も「私ならすぐカッとなるのに。先生は原因を考えられるのです。」と。
比べるなんておこがましいことですが。新たに凄いと思うのと同時にその強さを秘めた中村哲医師の笑顔を思い浮かべました。
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