お風呂好きだった父ですが、施設では週に2回と聞いたとき「刑務所とおんなじやん!」ととっさに思った私でした。
毎月お金を払っていても、刑務所と同じとはなんて皮肉なのと。そう思う私はおかしいのでしょうか。
その週2回の入浴でこのところ、立て続けに「入浴後に気分が悪くなってなあ。自分では長風呂とは思とらんのやけど、周りの人からは”〇〇さんはちょっと長風呂ですねえ。”と言われるんや。」と。
人間の頭と体のギャップのなせることかなあと思った私。若いころに入っていたお風呂の時間からすると短い時間のはずだとは思うのですが、父の体には負担がかかるようになっているのだろうと。それでいて、父自身は「この程度が長風呂かなあ?」と若いころの記憶が残っていて気持ち良くお風呂に浸かっていたんでしょう。
その日のお昼前に私が電話をかけても全く出なかったので、気になっていたのです。お風呂の後に動けないで横になっていたときだったんですね。最近2回ありました。
午後3時ころの電話には出てくれて、そのお風呂のことをきいたのですけど。声は元気だったので安心すると同時にやっぱり少し体が衰えてきているんだと思わずにはいられませんでした。当然と言えば当然の98歳という年齢と、歯がないゆえの食事の内容。
それでも体重は減ってないんやと言っていた父の言葉に(今もですけど、昔から痩せていた父なので、今以上に体重が減って行ったら大変やわ。)と思いながら「それはええことやねえ。体重が減ってないて。」と答えた私。
好きなお風呂に入れますようにと願うだけしかできない私です。介護風呂でなくて、普通のお風呂で介添えをしてもらいながら、背中だけをながしてもらっているようなので。
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