暑い中でも果物がたわわに実る季節が来ているのは、スーパーマーケットの店頭にずらりと並ぶブドウでわかります。が、この物価高です。ふだんの暮らしで食べるには高価だなあと、プライスカードを眺めていたんです。
そんな折に「おい、こんな日帰り旅行が載ってるぞ。」と新聞を私の前に置いたのですわ。連れ合いが。
「シャインマスカットや巨峰が食べ放題・お土産付き」が目に飛び込んできました。温泉旅行も気がのらない連れ合いが言ってきたのですから。「じゃあ、聞いてみますか。」と記載されていた電話番号にかけてみました。
暑さが続く中で二人だけの生活にも疲れが出てきて、精神的にイライラ度数も温度計同様に上がっていたのもありました。
連れ合いの友人もやっと漢方薬で快方に向かっているとわかったものの、まだお酒を飲みながら歌うことは先になるでしょうし。
「まだ暑いなかだわね。」と内心思いながら、「明日はどうなるかわからない。」との思いもあって思い立ったら動くべしと。旅は心を開放させますしね。
私の左側頭部のしびれは旅を申し込んでから起きたので、気にはなりながらキャンセルするのもためらわれて、出かけたのですが。
ご主人を3年前に亡くされた女性とはお昼ご飯のときに同じテーブルでした。元気そうに見える連れ合いが「病持ち」だと話すと、「長生きしてくださいね。一人になると。。」と言葉につまりながら。
膝が痛くなって、腰にまで痛みがきた男性がいらして食事会場が2階でエレベーターがなく添乗員さんが1階まで食事をもって走ってらしたりと。
そういう年代の「あるある」が満載でもありました。明日は我が身のことばかりですしね。バスの中は女性同士のグループのおしゃべりが切れ間なくて、食欲旺盛なのに驚かされましたし。とにかく久しぶり(20年近く経っているかも?忘れるほど。)の日帰り旅行でしたので、年齢を再認識させられるものでもありました。
到着してくるバスから降りるのはシニアばかり。ブドウは美味しくいただきましたね。取れたてのジュースのように、ブドウ糖を摂取できましたけど。
1日の中であちこち回るので、時間制限が短く忙しかった感がありました。それは普段自分たちのペースで暮らしているからなんでしょうね。1日くらいペースが変わるのは刺激になっていいことなんだと、腕時計を見ながら強い日差しの中を歩きました。いつもは元気そうに見える連れ合いも「疲れたぁ。」とこぼす場面も。
帰宅してから見ると万歩計は約1万歩と表示されていましたからねえ。それなりに歩いたということです。
プラス帰りはお土産付きとあった通り、まるで買い出しに行ったかと思うほどずっしりと重い荷物になったので、二人してリュックを背負っての帰路となりにけり。汗びっしょりの日帰り旅も無事終わりました。高価なシャインマスカットのブドウ糖がエネルギーになったのでしょうか。野菜も安くて、つい買ってしまったので。野菜を食べて過ごすことにいたしましょう。
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