兵庫県明石がんセンターにかかった50歳代の男性は「ステージ1」の初期段階で8月30日、手術支援ロボット「ダビンチ」による手術を受けられたそうです。
泌尿器外科の50代男性医師が執刀。摘出する部位をエコー(超音波)で確認した際、左腎臓の腫瘍と反対側に位置する隆起した部位を腫瘍と誤認。切除後検体にメスを入れて内部を確認すると腫瘍が見当たらず、ミスに気づいたとのこと。
結果、再度の手術で左の腎臓を全摘出されたとありました。
私の連れ合いが腎臓を一つ全摘出の手術を受けているだけに他人事とは思えず、「ステージ1」とは違って連れ合いの腎臓がんは5センチにもなっていて遠隔転移で肺にがんが見えましたので、全摘出は的確な判断でした。まして、その男性はまだ50歳代。まだ人生半ばですからね。
なのに、「ステージ1」のがんの確認ミスを起こして腎臓一つを全摘とはなんてことでしょうか❢
私は常々医師との出会いでその後の人生が180度変わってしまうことが起こりうるので、医師選びの(選べるかどうかは不明ですが。)重要さを痛感していました。運とも言えるかもしれないのですが。怖さを感じていたところで、こんなことが起きてしまったと手術を受けられた50歳代男性もまさかの出来事で衝撃を受けておられるでしょう。
明石市が損害賠償をするとか検討中とはいっても、そのがんセンターに通院しておられる患者さんたちの間にも動揺が生じているものと想像します。
医師と患者は決して対等ではなくて、医師に委ねるしかない弱者になるのです。信頼がおけると思わなければ委ねることは出来ません。その信頼の根拠が定かでないのが問題ですし、不安になりもするわけです。
連れ合いの時は肺がんかと思ったら、検査で腎臓がんだと分かってからが即入院、即手術と早かったです。5センチもの腫瘍の画像を診た泌尿器科の医師は手術日の決定を「速く❢速く❢」と言葉に切迫感を感じましたね。いったん決めた手術日を医師のスケジュールをやりくりしてドンドン早めて決めていただきました。
ですから、その間連れ合いはもちろん私もこの医師の手術の経歴を知るなどできるはずもなく、ただ医師の切迫した声にこの手術の緊急性を知るだけでしたね。「私が執刀します。」と若い医師の言葉に「よろしくおねがいします。」と頭を下げるだけしか出来ませんでした。
今のところその若い男性医師に継続して診て頂いているのですが、おまかせするしかないと思ってきています。
医療ミスが多いとは思いませんが、多くない故にこんな報道に接するとやっぱり怖いなと思ってしまうのも患者サイドの気持ちですよね。
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