開高健さんに会いたいと思って書きましたが、私は開高健さんに「少年」を見たと感じたのです。「夢」を追いかけ続ける少年の心です。
30年前に「近頃の若者は危険を冒してまで冒険をやらない。寂しい限りだ。」と開高健さんは言っています。
最近興味を持って面白いなと思ったのは、思春期の脳の中で状況を判断して行動を決定して、意思決定する前頭葉は他の脳の機能との「つながり」ができるのが最も遅いとのこと。一方「興奮」は生まれてからすぐに上昇して、こどもの頃にピークを迎えるんだそうです。興奮性のシグナルが脳の経路をつなぎ、「つながり」を強くする、つまり興奮は脳の成長の原動力だということ。
発達段階の脳の中はものの見事に着々と働いて形成していってるんだと感心しきりです!
さて、開高健さんの脳内はその「興奮」ヒリヒリするようなものを求め続けていたのではないのかしら?まさに「少年」のように。
昭和5年生まれの開高健さんはちょうど思春期が戦争の時期と重なり、食べるものにも困る生活を余儀なくされていらして、いい意味での「興奮」少年が体感するはずの「興奮」を経験しないまま終わってしまったのではないかなと、私は勝手に思ったのです。
その失った「少年」を取り戻すべく世界の危険な所へ赴き、地元の漁師も怖がる海に出て命がけの釣りに挑戦し続けられたのではないでしょうか。「永遠の少年」そのものです。ビデオで拝見していても、喜々として、男ばかり(これも思春期の特徴かなと思うのですが)の中で楽しそうで、みている私までひきこまれそうです(*^^*)
私も誰かに「夢見る夢子さん」と笑われたことがあるものですから。いつまでも、少年期の「興奮」を卒業していないのかもしれません(^_^;)
男は「永遠の少年」だなと思っていましたが、それでいいのだ😊
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