同じ集合住宅にお住まいの女性、年代も同じくらいかなと思われる方とエレベーター前でお会いしました。背中に大きい楽器と思しき形のを背負っていらして、「う~ん、チェロ?」と言いかけたら「チェロです。上手になりたいと思っているんですが、なかなか難しくて。」と。
私はこの集合住宅に住んで40年になるのですが、引っ越してきたときからパート事務だったり働き続けていました。ですので、時々会うかたのお顔はわかっても、いまだに何階の誰それさんとは存じ上げないままです。
チェロをもっていらした女性は、私どもが車をここの駐車場に置いていたときに車がお隣でした。その関係で時おり顔を合わせていたので、見知っていました。気さくな方でサラッと言葉を交わしたこともあります。エレベーターのなかでのみ。
以前は「コーラス」の話になって「歌がお好きなら入りません?」とお誘いを受けたことも。行動力がおありのようで、詳しいお話は聞かなかったのですが、雰囲気で彼女が「コーラス」を呼び掛けて作られたのではと感じられました。
私はあまりにも近い距離で深くお付き合いをすることにためらいが生じてしまうのです。
女性の多い職場で女性のいやな部分を否応なく見てきたせいか、娘の言葉で「お母さんはなんだかちょっと違うからねえ。」から最近は「宇宙人だからねえ。」と言われるようになってきていますので。娘から理解が難しい母親のようです。学生のころからですね。群れるのが苦手なのは。
自分のことは自分ではわからないものです。
それにしても、人は「オーラ」を発しているんだなと思うのです。その彼女とは構えずにお話ができるのですから。「この人とはちょっと。」とためらう方もいらっしゃる中で、彼女の発する雰囲気は私を構えさせませんので。
私は楽器とは縁がないものでして。歌は大好きで、今も「題名のない音楽会」のクラシックを聴きながら書いていますが。演奏しようと思ったことは全くなかったので、彼女の楽器にチャレンジには感心するのみ。
「チャレンジ」っていくつになってもいいですねえ。
私が「宇宙人」なら英語なんて勉強しなくても話せるでしょうに、ねえ。
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