旅に出て見て、当たり前のことながら宿の接客、部屋の作りや整え方、お料理などそれぞれに違いました。
私は現役で働いていたころの経験上、デパートによって、アパレルの会社によって全く違う空気感を味わってきました。ある意味、最前線の立場・1歩兵の目でそれぞれの会社、その社員さん、また一番感じたのはそれぞれの会社に漂っている空気感です。フレンドリーだったり、横柄だったり、一番ひどいのは嫌〜な空気でした。それは私が感じたものです、もちろん。
その空気感は社員が醸し出しているのか、その会社自体が持っているものなのかまではわかりません。ただ、どうであれその会社に入ってその空気感に馴染んでいくのか、馴染めないのかによって辞めていく人もおられるでしょうし。馴染んで知らずしらずに染まっていく人も。
そういった環境に敏感であったせいか、今回の旅ではコロナ禍の影響を受けて痛手を負われたであろう宿の空気が妙に(コロナ禍前とは全く違った感覚になっていたのでしょう。私自身が。)ビシビシと伝わってきた感がありました。
厳しい今を乗り越えてなんとか頑張って、顧客に喜んでもらおうと思っていらっしゃるのか?ダメージが大きすぎて、ひたすらマイナスだったところを取り返さんと必死になっていらっしゃるのかとか、もちろん大変だったであろうことは想像は出来ますので当然といえば当然の流れでしょう。
そのマイナスを取り返すのが先に立つと、顧客として行った私にはあまり居心地がいいとは言えない空気がひたひたと感じられたのです。私はどちらの宿も初めてでしたので、「コロナの前は〜」と比較はできません。
ただツアーで一緒だった女性が、どちらの宿も過去にお泊りになったらしくて「前はもっとよかったのよ。」とたまたま聞いたのです。その前はよかったと聴いた宿は、私にはいい感じに思えた宿でした。なのでやっぱりコロナ禍が影響しているのかしらと、影響していない宿はないと思いますけどね。
もう一つの宿は人手が足りないのが目に見えていました。前に宿泊したことがあると言ってらした女性も「ちょっとひどいわよね。」とこぼしておられました。
「う〜ん、この宿はリピーターでまた来たいと思うか?」と自問してしまったのです。
宿も会社です。先程書いた空気感です。やはり、大変ななかにもその会社のリーダーの手腕がものをいうのではないか?な〜んてね。会社を経営したこともない私風情が言うことじゃないですわね。それが「生意気」だっちゅうのよね、すみません。(誰に謝っているのか、自分でもわからないですけど。)
でもねえ、この空気感、あだ疎かにしてなならぬ代物なんですよ。
私自身の放つ空気感はよくないだろうと思うので、言うのもはばかられるのですけど。私は「勘」の働きが強いように感じることが多いですね。肌で感じる感覚が強いほうだと思います。そのくせ、「鈍感」な部分も持ち合わせていて、人間は多面性をもっているんですよ。
よく「マイペース」と悪い意味で言われもしました。まあ周囲に同調しようと思うことは少なかったかも。トラブろうと思ったことは全くありませんが。今までこのブログで書いてきましたが、私はこのように生きてきましたとしか言いようがありません。
このコロナ禍はいろんなものを見せてくれる分岐点になっていると思った旅でした。
================
にほんブログ村「団塊の世代」カテゴリーのランキングに参加中です。
いつも応援クリック有難うございます♪