冷房で疲労したであろうエアコンが休む間もなく暖房に。
この文明の機器がなくては安全に暮らせない気候変動を体験しようとはと、冷たい布団と火鉢で手を温めていた子どもの頃を思い返しています。
常にこの星は過渡期なのかもしれませんけれど。
アマゾンプライムでアラスカの氷点下の地に暮らす人々の過酷な暮らしをたまたま観ました。「生きる」ことに真摯で、「お金にはならないが、お金は浪費するだけ、家族で魚を獲って生きていく。氷の下に落ちないように。」
かって人間はこうして生き抜いてきた、と思われる暮らしに。。
私のドキュメンタリー好きを知っている現代の機器は「あなたが好きそうな~」とお勧めでした。
いつの間にやら、私の暮らし方や好みを掴まれるなんて、ね。
いささか「余計なお世話」
昔の暮らしが、セピア色でしか思い出せないのですけれど。
そんなに色がなかったのかしら、あの時代。
でも、確実にその時代を生きて今。
空の青と、花々の色、色とりどりの紅葉、風の色。
真っ白な雪も。
今日の窓の外は淡い水色の空です。
木枯らしに吹かれる前に、毛糸玉に手を伸ばして。
還暦を待たずして病いに倒れた父方の祖母は、秋にはいつも火鉢のそばで、家族のために編み物をしていたと聞きました。




