敗戦後に関西の田舎で子供だった私が食べていたサバやクジラ肉。
今やクジラ肉を見かけることも殆どなくなりました。
「ハリハリ鍋」 山ほどの水菜とクジラの赤身肉を甘辛い味付けで、今は亡き母が作ってくれたものでした。
決して裕福ではない我が家でした。
前期高齢者になった私が今、身につまされるように思い出してしまうのは、ひたひたと迫ってきている物価高騰や、その先に避けられないであろう食糧危機をもたらす自然の変化と農業、漁業に携わる方たちの悲鳴に近い声を聞く機会が増えてきているから。
スーパーマーケットに行けば、購入できると思う暮らしにどっぷりと浸かってきていましたが、主食のお米までが高騰。
戦中、戦後に飢えをしのいだとよく聞いていた「さつまいも」
品種改良が進み、確かに甘くて美味しいと私は今朝もいただきましたが、海外輸出が増加しているそうです。
気がつけば、食べ物のすべてが国内のみならず、海外産の並ぶスーパーの店頭。
「何が買えるやろ❓」と、買い物に行っていた若き日の母の苦労を思い、若くして病で亡くなった祖母が「今日はごっとう(ごちそう)にしよか。」と食卓に乗ったと母から聞いた「鯖のお刺身」(海から遠い土地ゆえに、干物が多かったものでした)
私が2歳の時に逝ったおばあちゃん、見ててくれてるかなあ。貴女の歳をとっくに超えた私を。
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