温泉にゆったり入って心も体もあったまるひととき。寒い時期の露天風呂のあの冷たい空気と緑の木立や、ときには鳥の声。遠くに見える山々。すべてが至福の極み。
その温泉の湯量が、温度がとの報道に私が味わえなくなるとまず思いましたが、その温泉が家業の方々、そこで働いている方々がどれほど大変かと思い至りました。
休業しておられると話していらした温泉の何代目かの方。
すべての生き物に終わりが来るとわかっていたつもりなのに、温泉にまでは。
源泉かけ流しが当たり前のように恩恵にあずかってきました。
以前車があったころに、草津のペンションをたまたまネット上で見つけて通ったものでした。雪が降らないころに。地下に貸し切りの源泉かけ流しの温泉があって、奥様の手作りのお料理が美味しくてたっぷりとしたおもてなしに満足、満腹で言うことなしでした。
もう10年以上も前に伺ってお話していたときに、源泉の権利を買えたのが最後だったとペンションのオーナー夫妻が話していらしたのです。その時点で30年以上ペンションを継続していらして、リピーターの多さが納得の居心地の良さを感じさせてくださるご夫妻のお人柄でした。
そのことを思い出して、そうなんですよね。どんどん旅館やホテルを建てることはできても、元の温泉は尽きないものではなかったのだと。
限りある資源を大事に、なんとか家業の温泉を継続していけるようにならないものでしょうか。
================
にほんブログ村「団塊の世代」カテゴリーのランキングに参加中です。
いつも応援クリック有難うございます♪