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老いることを共有した自治会と、地震の昨夜

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 昨夜は自治会の集まりに連れ合いが出席しました。連れ合いは数年前に自治会の長の番が回って来てから、自治会の活動に関心がでたようです。

 連れ合いが現役で働いていたころには考えられなかったことでしたが。最近は私が行かなくなっています。

 「あんまり人が少ないと気の毒だからな。」といつもは早く入る入浴もひかえて、集会の始まる10分まえに出て行きました。

 私は私で関西に暮らす父と、妹に電話をする問題が出てきて携帯電話を片手に。その時間にグラグラと横揺れが始まって久しぶりの大きな地震でした!電話の向こうで妹は「こっちは地震はないからね。あっても震度1か2やから。」と言っていましたけど。

 「私は関東に来てから数え切れないわ。地震は。震度4かな、3ぐらいかなって言いながらいるよ。」というと「へえ~、震度がわかるん?」と妹はビックリしていました。揺れている間も電話は継続。

 連れ合いは「自治会の集会の最中の地震に集まった人たちの携帯電話が一斉に鳴り響いて一時騒然となったけどな。」と帰宅してから言ってました。

 自治会の場で、私もお顔は知っていて頭を下げて挨拶していた同年配の女性が亡くなられたことをご主人様が出席されて話されたと連れ合い。

 「腎臓がんが見つかって3か月で逝きました。すべて妻任せだったので、何もわからず困りました。お弁当ばかり頼んで過ごしていました。」とご主人が話されたと聞きました。

 集合住宅は密集して暮らしているのに、あまりそれぞれの家庭の様子は見えないという不思議さがあります。戸建てのように玄関を出れば、庭にでれば顔を合わすということがないのですから。

 なので個人的にお茶を飲むとか、行き来をしていないと全くわからないのです。

 私が自治会の場に出席していたころはその奥様によくお会いしてもいましたし、同年配なのも感じで分かっていましたのでさすがに驚きました。

 最初からこの集合住宅に暮らしている方、途中で売って出ていらした方など住む方は多少変化はしてきましたが。自治会が終わるころに若い女性がこられたそうでして。その方は売り物件だったこの集合住宅を、車いすのお母さんのために段差をなくすリフォームをしてからの入居だったと話をされたんだと連れ合い。

 まさに時代を映す集まりだったのねと、決して他人事ではない話に大きなため息とともに「老いと病」の現実の海に漂っているんだと。まだ少し残っていた地震の揺れの感覚と人の世の寄せてくる老いの波を体で感じていた夜でした。

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