ここ数年、線状降水帯が停滞して過酷な水害が増してきています。
雷が鳴って怖いから、電気を消すように消したいと思っても消せはしないように、自然の恵みと脅威はともにあります。いいとこどりだけは出来ないのですけれど。
ですが、今九州の各地の目を覆うような惨状を報道で見ると絶句してしまいます。田植えを終えたばかりだと言ってらっしゃる農家の方の水田に。。
東北大震災の見るに堪えないあの惨状には体が震えた私でした。
キリスト教徒ではない私ですが、遠藤周作氏の「沈黙」のなかの「神よ、なぜ救ってはくださらないのですか?」と悲痛な叫びをあげていたのと同じ思いに駆られました。
ユダヤ人迫害を取り上げた映画のなかのシーンがいつも脳裏に残っていて。板塀の中に集められた多くのユダヤ人の方々。その板塀の隙間から垣間見える外の世界には、何一つ変わらない普段の暮らしぶりが。
その不条理が我がことのように恐ろしくて、消えないのです。
自然災害にみまわれて、とてつもない恐怖と不安を抱えて今をこの先をどう過ごすのかとうだる暑さの中にいらっしゃるのを思うと。胸がつぶれそうになります。
これだけ多くのものが発達していても、どうすることもできないのかと。
畏怖の念をもって相対するべき自然。決して山を削って家を建てたりしてはいけないんですよ。狭い国土であろうとも。業者の方々、行政の認可は慎重にしていただきますよう。
「自然をなめたらあかんぜよ!」
私は夜間熱中症にならないように、ひたすら扇風機を頼りに2リットルの水を枕元に置いて。自分のベッドで寝ていられることに感謝の気持ちになります。(リビングの大きいエアコンはつけていますよ。狭い住まいなのでなんとか。。)
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