昨日は久しぶりに着物の着付けを教わっていた先生とティータイム☕
この前バッタリ出会って「月曜日にね。電話ちょうだい。」と。
話に花が咲きまして、コーヒーを入れていただきましたが喉が乾くほどでした。そしたら、私もお会いしたことのある先生が特に親しくされていた女性の話に。「あの人は亡くなったのよ。49日が過ぎたところなの。」とおっしゃるのです。
突然のことで「嘘でしょ!あんなにお元気だったじゃないですか?!」と私。「そうよね。とにかく元気な人だったのよね。でも、ステージ4のがんだとわかって1年ちょっとだったわね。70歳代の後半だったのよ。」と聴いてもまだ信じられませんでした。
最近お見かけしてないなあとは思ってはいたのですけれど。
先生はご主人さまが亡くなってお一人暮らしの日々がもう数年続いています。亡くなった女性とよくスーパーへ一緒に出かけていらしたりされていたので、しんみりしていたら突然インターホンが響きまして。先生のお友達の女性が畑で育てた「枝豆」を茹でて持って来られたのです。私はおいとまをしようかとの思いが頭をよぎったのです。
初めてお会いする方でしたし。もぞもぞとしていたら、、
先生が間髪入れず「この湯あがり娘が美味しいのよ。」と。「えっ、湯上がり娘って?この枝豆がですか?初めて聞きました。」と言ってる私の前に小鉢に入った枝豆が。
その枝豆を作った方が「香りを嗅いでみて。」とおっしゃるので、素直に鼻を近づけたら良い香りが。「無農薬よ。」と。宝石のような緑色の湯あがり娘という名前の枝豆ちゃん。先生は350mlのビールを3つのガラスカップに注いで「はい!これだけしかないのよ。」
前期高齢者のワタシ・後期高齢者のお姉さんと3人でビールを可愛く(350mlのビールの3分の1づつですから、可愛い酒盛りでしょ♪)いただくことに。美味なる枝豆と共に。
枝豆の女性も、今年の1月にご主人さまが亡くなられたと先生。朝は4時に起きて畑に「だって、寝ていられないのよね。目が覚めてしまって。」と淡々と話されます。お話を聴くほどに、どんなに働き者の女性かが伺いしれました。オクラ・きゅうり・なす・ネギなど畑の世話に、縫い物も手縫いで見事な作品を見せていただきましたので。先生が「そこにある小物入れ、全部手縫いで作ってくれたのよ。この人が。」と。
こういう人のことを地に足つけて生きてらっしゃると言うんだわね。ずっと体を動かして気負いもなく、サラッとしてらして、初めて会った気がしないのも不思議なくらい。
やっぱり人との出会いは楽しくて、美味しい枝豆の「翡翠」の緑色のような爽やかな感謝の気持ちでおいとましてきた私でした。
「湯あがり娘」のお土産付きで。
================
にほんブログ村「団塊の世代」カテゴリーのランキングに参加中です。
いつも応援クリック有難うございます♪