凄い女性だったと、亡くなってもまだ思い出すのです。
若いころの彼女を見たのは、森繁久彌さんとのドラマに出てらしたときでした。でも、私も忙しかった若い頃でしたので、じっくりと見る時間はありませんでした。
彼女の晩年のお着物姿のドキュメンタリーを見るようになり、個性的な着物の着こなしに驚き「なんて魅力的で、大胆・かつ芯の通った生き方の女性なんだろう」と改めて見直すこととなったのです。
富士フィルムのCMで振袖姿の彼女を見るようになると、お正月がくるんだわと思ったものでした。
あのCMのセリフ「美しい人はより美しく、そうでない人はそれなりに」の「それなりに」は樹木希林さんの提案だったとか。
彼女のひょうきんに見えるパフォーマンスの底に流れる彼女ならではの動じない生きる強さは、年齢を重ねるほどに増していくように私には見えました。
「全身、がんなのよ。」と口にしながら淡々と仕事をされていたのを思い出します。
彼女は不死身なのでは?と思っていたぐらいでした。私は。
亡くなったとはまだ思えないでいるほど。どこかでひょいと逢えるのでは、いいえ逢いたいものです。
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