木立の上も、道路にもイチョウの葉の黄葉がガザカシャという自転車のタイヤの下からの音を聴きながら自転車を走らせました。
一昨日は天気予報通りの温かさでした。お天道様を真上にいただいて自転車を走らせると汗ばむほどに。
真夏は電車に乗って一駅で、あっという間につくのですが。自転車ではおおよそ30分。上り坂もあって、家に帰って椅子に座ると太ももに負荷がかかっていたと実感しました。
いいことですよね。電車で早く楽に行くより運動になって。
やっときた遅い秋の色と音を聴きながら自転車に乗るのは、運動と目の保養と一緒にできました。
いつの間にか街並みが変わっているのを見られますしね。清掃の仕事をしていたマンションの前の道を走ったら、清掃の上着を着た人が竹ボーキで枯れ葉を集めていらして。
「エンドレスの仕事ですが、どうぞ精を出してくださいね。」と思い出しながら。
月日の速いことも思い知らされますね。汗びっしょりになって仕事で雪かきをしましたっけ。先日の新聞の投稿欄に50歳代の女性が「清掃の仕事をしています。8キロ痩せました。酷暑の夏も超えました。」とありました。そうなんですよね。清掃の仕事はおのずと痩せるほどきついものです。
あの時一緒に清掃の仕事をした方々はどうお過ごしでしょうか。お元気でいらっしゃいますように。
どうして年齢を重ねるほどに、時間が加速度を増すのでしょう?現役の頃なら仕事に追われているからまだわかるのですけれど、働いてもいなくてテレビに向かってブツブツと怒っている連れ合いと二人の暮らしが飛び去っていくことの不思議に首をかしげてしまいます。
人生の図式が登っていって、下っていくということならわかりやすいですけどね。下るのは転がるようにか、自転車ならスイーと速いですもの。下り坂を転がるが如きが老年の日々ですかね。
石川さゆりさんの「転がる石」という阿久悠氏作詞のうたがあります。「転がる石はどこへ行く 転がる石は坂まかせ どうせ転げていくのなら親の知らない遠い場所♪」と阿久悠氏の青春時代の思いがはいっているのかしら。阿久悠さんの歌詞も好きですねえ。
青年でなくても、老年も坂まかせ。登り坂は息が切れるし、下りは楽でも運動にならず「The end」に近づくだけだし。
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