年明けに逢った時の娘が珍しく話してくれたことに、考えさせられました。
彼女は学生のころコツコツ勉強をするタイプでしたが、働きながら英語の学校に通いワーキングホリデー制度を利用して飛び立っていきました。
今働いている会社も帰国後に人のご縁で紹介してもらって、働くことに。
海外の方と接する機会のある職場のようで、今インターネットで中学レベルの英語に苦戦している私からは遠い存在です。
娘の体験から「ワーホリで行った初めのころ、西欧の各地から来てるアルファベット圏の人との違いを痛感したよ。」とかって話したことがありましたっけ。
学生時代大きなリュックを背負って山に登っていた娘。山など登ろうと思ったこともない私に「頂上で見る朝の雲海はきれいだよ。」と今もアウトドア派のまま。
私の知らない世界で働く娘はほとんど仕事の話をすることはありません。親に話しても詮無いことだと思ってもいるようです。
今はほとんどがメールで済む時代なので、彼女が働き始めたころのように電話で海外の方と話す機会も減ったようですが。逆にインターネットで顔を合わせて話すこともある時代になっています。
昨年末にそんな機会が巡ってきて、娘が海外の取引先の方に聴きたいことがあったらしいのですが。結果としては海外の取引先の営業マンの方の口調に押されたようです。「結局は私の尋ねたことに対しての返事はなくてね。でも、仕方がないことでもあるのよね。悪気がある訳ではなく、そういう文化なんだから。彼は自分の会社の良さを強調したくて言ってたわけで。」と娘。
「あなたは日本人の中でも、控えめのほうだもんね」と私。
「そうなんよねえ。コミュニケーション能力が足りないんだよねえ、私は。」とつぶやくように言っていましたけれど。
でも、海外の方の気質とひとからげで言えないのかもしれません。私にはわかりえないことですので。ただ娘は多少接することがあって、それぞれの国の人の根底に流れる文化の違いを感じているからこそのつぶやきだったと思います。
日本はまた独特の文化を持つ国ですし。
私は年齢を重ねるほどに、知らなかったことの多さに気づくようになってきました。
人種、文化、宗教、それに加えてSNS。便利がもたらす災禍まで。
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