十人十色というのですから、医師もたがわずなのは合点承知のつもりでしたが。
昨日は連れ合いの内視鏡検査の結果を聞きに来るようにと指定された日でした。夫婦で来るようにとも。
私はこのところの歯根の膿の治療中のため久しぶりに服用している抗生剤の副作用かと思うほど、なぜか足が重くて普段なら降りた駅から病院まで歩いていけたのに。昨日は強風が吹いていて追い風になったり、向かい風になりで余計に足を前に進めるのが難儀な日でした。ちょうど病院までのバスがきたので乗りました。
午後の大学病院は午前中の混雑と比べると人も少なく、待合室にはテレビの国会中継が写し出されていました。「議員さんたちはお元気なのね。まあ、入院するとなると特別室にお入りになれるしねえ。」と声のボリュームが小さいので映像のみの野党の質問をみるともなしに。
やっと番号の表示が出て、「何を言われるのやら。」と白衣の医師の前に。
「大腸にポリープがありましたねえ。」と一言。大きいとも小さいともおっしゃらず、画像を見せていただいても早くて「これがポリープです。」もなく。なんだかよくわからないまま。
私は自分の30年前の大腸ポリープ切除の体験から、連れ合いは不安な思いで入院をして麻酔までしての内視鏡検査をしたのですから(どうしてポリープがあったのならその時に切除してくださらなかったのかしら?)と素朴な疑問を口にしていました。私なりになるべく柔らかく言ったつもりでしたが。
「当院はリスクのあることはしません。」と医師。
それでいて、今年の秋に再度入院してポリープ切除手術をしましょうかとの不思議に思える数か月先の話をされました。
どうして?秋なんですか?と喉元まで上がってきた言葉を飲み込んだのは、そう問いけても無駄だと思わせる空気が漂っていたからだと思い返しています。
すでに医師がシナリオを書いて話していたからでしょうね。患者サイドの声を聞くことはないと。
私はどちらがリスキーなのかと医療に関して素人ながら、間違いなく年齢を重ねていくこの月日の確かさだけはわかるのですから。
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