最近、美容のためのクリームのCMでも「幹細胞」との文字をよく見るようになっています。
私のようなシニア年齢の衰えの目立つ肌にも、衰え始めを認識する年齢の女性もできるだけ若々しい肌でいたい願望はあるのです。美容部門の幹細胞と医療の幹細胞が違うのか、存じませんが。
なので、再生医療の分野で日本がトップクラスだとの記事が目に止まりました。
6月1日に共同通信が配信した「再生医療後に一時視力障害 ロート製造細胞、注意喚起」の記事。富裕層向けの保険適用外だから、関係ないわと思えなかったのです。
ロート製薬が培養した幹細胞を凍結する際に使用した有機溶剤の正式名がジメチルスルホキシド・DMSO(通称ディムソーと呼ばれている)という薬剤名で流通していて、身体に悪影響のある有機溶剤として知られているそうです。
脳神経外科の医師が「閃輝暗点」という一瞬見えなくなる目の症状の原因の可能性としてDMSOに言及されているとか。
再生医療を所管する厚生労働省研究開発政策課の担当者に問い合わせた結果は、「ロート製薬が注意喚起をしているのは把握しているが、厚労省として特定の企業の不利益になる恐れもあり、今回のケースについてお答えすることはできない。」だったそうです。
DMSOがおそらく原因で「閃輝暗点」が起きているのなら、運転中などに見えなくなったら人命にも関わるとの指摘から、厚労省の対応を聞いた結果がこれではどうなんでしょう?!
特定の企業の不利益のほうが、人命よりも優先するのでしょうか?
小林製薬の紅麹サプリメントで死者まで出ているために、回収のCMを流されていますが。
2年前の11月に大阪工場の製造過程で青カビの認識があったとも報道されていましたので、余計に大企業の倫理感に大いなる疑問を覚えました。
この報道が真実であるならば。
報道されなければ、私などのおばちゃんは知ることもなく過ごしていますので。報道する立場の方が誠実な報道をしてくださっていると信じて、と付け加えておきます。
================
にほんブログ村「団塊の世代」カテゴリーのランキングに参加中です。
いつも応援クリック有難うございます♪