「老人ホーム」は私の暮らす近辺でも知らない間に3~5か所できているようです。
単なる集合住宅と違うのは、外観からわかります。立派な建物であっても人の顔が全く見えなくて、窓も全て閉まっていてレースのカーテンがきっちりと遮断の意味なのでしょうか。
外観はそうであっても、内部で高齢者をお世話してくださる方がいてくださるから、安心していられるのですけど。
職員さんのお給与が未払いの為に、全員退職された老人ホームがあると報道されていました。経営者は逃避して「法務対応をする」とだけ答えたとのことでした。
ホームの中は当然散らかったまま、週に2回の入浴ももちろんなくて汚れた状態、なんてひどいことを!
「なんでしょうか?法務対応って。」身体の不自由や、自宅で老々介護で共倒れ状態になるのではと辛い決断をして、そのホームに入っている高齢者を放置しておいて「法務対応」なんて無機質な言葉を吐く経営者は刑事罰の対象にならないのでしょうか。
「介護が必要な高齢者」を職員さんがおられない状態で建物のなかに閉じ込めておいて、どうなるかくらいは想像がつくでしょうに。
我が連れ合いの長兄も、お義姉さんが足腰が衰えて、視力も落ちてきたために今まで家事全般とお義姉さんの介護を続けてこられたのですが。お兄さんの体力も限界を超えて「ホームに入れて見てもらわないと、自分の体力もすでに限界がきてる。」と決断されたと先日電話で我が連れ合いが聴いたばかり。
連れ合いの元の会社の同期の男性からの電話で、その友人の奥様が入院、手術の後退院されたのですが、家事、料理は出来る状態ではないそうで、幸いなことに友人の男性は料理も家事もこなせているらしいです。ただ、今までは奥様に任せて遊びに行けていたのが無理になったと嘆きの内容だったようでした。
さて、私の場合は家事、料理、買い物は無理な連れ合いです。
「カネもうけ」だけの考えでやってきた企業の破綻が及ぼす悲惨な影響をうけるのは弱者。
建物を立派にしなくてもいいから、お世話してくださる職員さんにお給料をきちんと支払ってまっとうに運営しようという奇特な方が経営してください!じゃないと、日本は「姥捨て山」がある国だと世界に知れ渡ることになりますわよ。
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