「日本人」ってなんだろうと感じることが多々あって。
大きく出たなと、思われるかもしれないことは承知の上で。
私もこの歳に近くなってから、何も学習しても来なかったこともあり、日本人であっても日本のことは知らないことだらけだと思うことの連続でした。
藤田正勝氏の「日本文化をよむ」を読み進めていますが、何せ勉強してこなかったために遅々として進めません。1ページ読むのに時間のかかること!
西行の「心」 親鸞の「悪」 長明と兼好の「無常」 世阿弥の「花」 芭蕉の「風雅」 最終章に 西田幾多郎の日本文化論 と分けてくださっています。
大学に行かなかった私が今、講義を受けている感覚で1ページを繰り返し読んでも、読んでも消化できないと感じながら。
西行の歌はまだワクワクと読むことができたのですが、親鸞は難しくて。
日本の歴史、時代背景とともにかみ砕いて藤田正勝氏が書いてくださっているのを繰り返し読んでは、戻りで1ページに時間がかかります。
最近になってテレビで日本の歴史を観ては「ふ~ん、こんなことがあったのね。」と断片的に知ってはおもしろいなぁと、その程度でした。気楽に見られますからね。
でもそれでは、日本人って?というところまではいかないので。私の能力で日本人って?がわかりっこないにしても、です。
分からないことを、知らないことを手探りで、この小さな文庫本からゴマ粒一つ分でも(不可能でしょうか)
親鸞の言葉に「善悪の字しりがほは おほそらごとのかたちなり」を藤田氏は「善悪が何かを知っているかのように思い、それで物事を切り分け、それについてあれこれ語るというのは、かえって大嘘のすがたである、という意味であろうか と書いておられるのです。
絶句するのみ。
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