アメリカの映画で、机上の家族の写真などを入れた段ボール箱を抱えて会社のビルディングから出ていく人々を観たものでした。
リストラされた人々の姿でした。
つい最近も、アメリカではマスク氏の「鶴の一声」で多くの人々がリストラされたと耳にしたばかりです。
50歳代とか、学費のかかるお子さんのいらっしゃる年代の方など、いいえお若くても、働いて得た収入があればこそ暮らしが成り立つものです。
「リストラ」とは、なんと胸に突き刺さる言葉でしょうか。
赤字で会社が成り立たない故かと思いきや、「黒字でリストラ」と報道されているのを聞いて「ええッ!」
会社経営などしたこともない私には到底わかりえないことですけれど。。
我が連れ合いも40年も前に高校を出て勤めた会社から転勤命令が発せられ、一時は単身赴任を覚悟したのでしたが。社長の覚えよろしくない連れ合いでしたので、売上では会社に貢献していたものの、俗に言う可愛くない部下だったと自覚していた連れ合い。
忘れられないのは、転勤辞令の出たのが大晦日の夜遅く、当時は住まいから遠く離れた営業所で辞令を待って待機していた連れ合いを車で特急電車が止まる駅まで迎えに行ったのでした。「転勤」のことを電話で聞いてから。
お正月気分など、吹っ飛んでましたね。
揺れ動く心で決めたのは、「転職」の二文字。
今住んでいる集合住宅をローンで購入して3年後のことでした。
遠い昔のことになりましたが、当時を思い出すとき、とにかく「やるっきゃない!」と前を向いていたのを覚えています。
山あり、谷ありの人生ですが、体だけには気をつけて乗り越えられますようにと祈っています。