今日も入っていた求人チラシ。
介護と清掃の仕事が殆んどです。名称を覚えるほど、何度も出しているサービス付き高齢者向け住宅がチェーン店化して数カ所一緒に介護士さん募集しています。
保育士さんの募集も多いですね。
高齢者と幼児をお世話する仕事は、どちらも大切でかつ大変な仕事です。
求人チラシを見て2年前,私はしたことのない清掃の仕事をしたんです。初めてでした、自転車で行けるところで、秋から半年勤めて夏になる前に辞めました。
秋に面接してもらいまして、会社の若い男性社員さんと元公務員のベテランの男性が仕事の説明をしてくださって、「誰も始めから出来ないよ。教えていくから大丈夫だよ。僕だってそうだったんだから。」と。
「じゃ、お願いします。」と始まりました。一から教わりながら、ちょうど落ち葉の多い季節でしたので、まず朝は枯葉を竹ぼうきで掃くのです。掃けど掃けども、木立が多くてきりがなくて、、かき集めた枯葉を大きいゴミ袋に詰め込んで、ゴミ集積所へ。次にマンションの1棟(はじめは1棟の半分に考慮してもらいましたが)を上から下までほうきで掃きます。バケツに水を一杯入れてカートに載せて、モップがけもしましたね。丸で家の中のフローリングを磨くかのように水を含んだ重いモップでごしごし拭くので、それだけで汗が流れてきます。月に一度は1階の入り口のガラス窓の水洗い。冬は雪かきで汗だくになりました。面接の時に、私は腰痛持ちなので「雪かきはないですよね?」ときいたのですが、「ないです。」との返事でした。が、その冬、雪が2度降りましたので、やはり雪かきはしないと足元が危険ですので。結果雪かきはしました!不思議に腰痛が起きなかったので😥
その他、エレベーター内の鏡や床、エレベーターの溝もドライバーに雑巾をつけてふき取りをしたり、、といくらでも仕事はありました。
1ヶ月に一度の周囲の溝掃除はグループ5人で泥をすくうのですが、率先して泥をすくってくださる男性が元大手証券会社勤務の元ラガーマンでした。もちろん、はじめは元の職業など知りませんでした。徐々にに耳に入れてくる人がいて、わかってきたんですが。
私は女性の多い職場ばかりでしたので、お昼の休み時間に狭い休憩所で男性の割合が多いのに慣れずに困りました(>_<)なにを話せば良いのか、今晩のご飯の話をするわけにもいかず、息がつまるような感じでした、最初は。営業の仕事で男性と話はしてきてるのですが、同僚としてよもやま話はした経験がなくて、、
某有名大学を出て、大手証券会社に勤めていらした男性とお昼時間に話しが出来たのは、数ヶ月たってからでした。どうして、清掃の仕事につかれたのかを話してくださったんです。ずっと失業保険をかけ続けてきて、失業保険がもらえないのが納得がいかなかったので、仕事を探して「奨励金」ももらったと。さすが、金融の仕事についていた方のお金を無駄にしたくない精神と、私はいたく感心しました!高校生の時にラグビーをしていて、きつかったという話も聞いて、一番率先して溝の泥をすくう姿に「ONE for ALL ,ALL for ONE]というラガーマンの精神を見た気がしました!
中島みゆきさんの歌「ファイト!」の中の「私の敵は私です~」そのままでした。まさか清掃の仕事についている方が「えっ!」と思ったのです。あの証券会社を定年退職して、ですか?と。ほかにも、公務員でらした方は定年になって、家にいても手持ち無沙汰で仕方がないと、仕事を探したんだよと言ってらっしゃいました。穏やかで黙々と働く方でした。お昼に自宅に帰られるほど、近所に住んでらしたようでした。清掃の仕事に私が偏見を持っていたと。思い知らされたんです。
黙々と生ゴミを山ほど、清掃車が来るまでに整理したりとすることはたくさんありました。冬も外仕事ですから、凍えそうに寒いはずなのですが、ずっと体を動かしているので、汗が流れてくるのです。
ペットボトルも蓋や、ラベルも付けたまま捨てている住人も多いですね。心の中では「どうしてこの程度のことが出来ないのかしら?」と思いながら蓋とラベルをはがしたり、生ごみの中にプラゴミをはいってたり、清掃車の方が持って行ってくださらないので、仕事は多岐にわたりましたね。
こんなに汗が流れるほどの労働を炎天下出来るだろうかと不安になりましたね。上の階から階段をほうきで掃いて下の階までの仕事は階段を踏み外しそうになったり、くらっとするほどでした。それなのに労災はあまり使わせたくないと聞き、怪我をしたら元も子もないなと思いました。それで、夏になる前に辞めさせていただきました。
私は常々「どんな仕事でもやるわよ。」と家に中で言ってましたので、飛び込んだのですが。飛び込んでしてみて、分かった大変さでした。でも、見事にサボる人もいて、、よく、会社の中で頑張る人2割、そこそこの人6割、働かない人2割との説もありますが、、みごとにサボってる姿に呆れましたよ(笑)
きれいにしてくださる方がいて、気持ちよく暮らしていけるのです。家庭と同じですよね。
駅の清掃の方にも、会社、病院の清掃の方に感謝です!
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