窓際の椅子にすわるのが決まりになった連れ合い。
夜は早くにベッドに、そのぶん早く目が覚めるようで。
洗濯機を回してくれて、ベランダに干すのが日々の日課に。
ひととおり済ませると、窓際の椅子に。
図書館で借りてきた本を手にしたまま、睡魔が忍び寄るようで。
若い頃のような大きなイビキはなくて、静かに眠っています。
「毎晩、夢を見るんや。せやから、寝てる時間は短いんや。」というのが口ぐせ。
以前聞いたのは大好きな映画の場面のような、突拍子もない夢でしたね。
末っ子の特権なのか、戦争未亡人のお義母さんに「映画に行きたい!」とねだっては自転車を走らせて行って観たという「三本立て」の映画の話。
「家の前の電信柱に映画館の看板がかかるんやから、見とうなるやろ。」とは身勝手な三男坊の言い分ですわ。
着物の上に白い割烹着のお義母さんがどんな思いで、映画代を渡していらしたのか、今は聞くすべもなく。子どもたちに食べさせるために寝る間も惜しんで働いていらしたお義母さんも末っ子のわがままにはお手上げでしたかねぇ❓
振り返って、田舎で暮らしていた時に私が映画館に足を運んだのは1回あったか、なかったか。同じ故郷に暮らしていたのですから、(お見合い結婚なのです)映画館の場所も知ってはいましたけどね。
私の家の近くで映画の看板を見たことはありませんでしたけど。
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