1週間に一度、月に3~4回は今年100歳になった父に電話をかけては、阪神タイガースのことや大谷翔平選手の話などを話していたのでした。
なかなか携帯電話に出てくれないと心配したりしながら、一人で施設で暮らしている父は話すことも少ないだろうと思って電話していたのですけれど。
このお盆に、いつもはベッドの上にいた父が何故か椅子から落ちて、大腿骨を骨折して手術との知らせに!!
お盆明けに故郷の関西の地まで、「顔が見たい!」と言っているという父に逢いに。
関東に戻ってから、思い出すのはさすがに弱っていた父の顔です。
病院のベッドの上でうつらうつらと、眠っては目を覚まし、ほとんど食べられずに。
手術の後の夜に、私の家の固定電話にかけてきた父の声は「まさかの事故」にうろたえている声でした。
その翌日に病院に電話した時、看護師さんは「せん妄状態だったと思いますよ。」と。
以来、まだ入院している父にかけられないでいる電話。
あんな状態で、病院のベッドにいる父に、携帯電話の呼び出し音は周りの患者さんにも迷惑やろし、ね。
淋しいのは70歳を過ぎている私なのです。
私が小学校の高学年から父は私に勉強を教えてくれたり、自分の子どもの頃の話などをしたものでした。
学徒出陣して、古参兵からスリッパで叩かれたり、訳もわからず走らされたりしたんだという話も。
「昭和の生まれやないで。大正や。」と大正から昭和に切り替わった年の生まれの父。あくまでも「大正」の年号にこだわっていたのも忘れることはありません。
こうして60年以上も前のことを書いていると、私はおかっぱ頭の小学生に戻っています。
セピア色の写真に写るあの頃の女の子は、みんな一様におかっぱ頭なのでした。
お父ちゃん、よくぞ100年生きてきはったねえ。
あかんわ、私も歳やなぁ、涙もろうなってしもうて。。
テレビから作曲家・古関裕而氏の「六甲おろし」が流れてるでぇ。連れ合いが録っていたビデオから~
一生のファンやんねぇ。阪神タイガース。
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