たまたま知った稲垣えみ子氏56歳の電気代千円以下の生活に衝撃を受けました。3.11の東日本大震災時の福島原発事故から電気を使わない生活との発想を行動に移す思い切りのすごさには驚きましたわ。
朝日新聞社を早期退職して、高級マンションから賃貸マンションに移り、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、テレビを捨てて、エアコンはもちろんなく、お風呂は銭湯へ。仕事はひきこもりをさけるためにカフェで、買い物は豆腐屋さん、八百屋さん。必然的に残った野菜等はぬか漬けに、また網でキャベツでもたまねぎでも干物にして味噌汁の具にするという。ぎゅうッとうま味が凝縮して美味しくなると。太陽はタダの上、時短にもつながるといいことづくし!私の大好きな干し柿も干し芋もまさに太陽の恵みのつまった美味しさです。
メシ、汁、漬物の食事は飽きなくて、腸は快調、体調は絶好調だとありました。老後資金の心配をする必要はないのではとは、彼女の主張ですが。時代劇にでてくる食事を見て、メシ、汁、漬物で日本人は生きてきた、そしてよく出来た食事だと彼女は思ったと書いています。
まさしく大胆な「断捨離」です。そうそっくりまね出来るものではないですが、大きなヒントが詰まっていると思いました。原点回帰です。私が江戸時代の循環環境が見事なばかりだったと感心していたのと通じるのを感じました。
そして、お金よりも人とのつながりが財産だと彼女はいっています。
銭湯で出会ったおばあさんからおかずを分けてもらったり、自転車ででかけるときに「いってらっしゃい!」と声をかけてもらうのだと。高級マンションで暮らしていたいたときには経験したことがなかったことだと。八百屋さんやお豆腐やさんが冷蔵庫替わりだから無くなったら困るので大事にしていきたいとも書いています。今日本に欠けているものが全てここにありますよね。
このコロナ禍で稲垣氏の生活に変化があったのかはまだ分からないので、調べてみたいとは思っていますが。
私が60年前の暮らしは稲垣氏の生活でしたから、相当身体がなまっているとはいえ、いくつか回帰できるものはあるのではと思いました。
日本人の長い食生活の歴史を思えば、ここ何十年の急激な変化の食生活の弊害を考えてしまいます。選択肢はこちらにあります。確かにぬか漬けの床を保存しづらい住環境ですから、冷蔵庫にいれておくだとかね。
まあ、ほんとうは野菜も自分で食べるぶんだけでも作れたら最高なのですが。できることから、はじめてみましょうか😊
今、美空ひばりさんの「雑草の歌」が流れています。「おてんとうさま」がてらしてくれましたと歌詞にあります。おてんとうさまが照らしてくれていれば、生きていける力強いうたですね(^^♪
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