自給率の低さは当然危険なことだと思っているだけの私です。思っているだけで、自分たちが食べているものを外国まかせにする危うさは感じつつ、流されて暮らしています。
東洋経済オンラインの8月27日版に「農業消滅:農政の失敗がまねく国家存亡の危機」鈴木宣弘氏著 平凡社新書 が紹介されていました。
アメリカから輸入されている小麦に「グリホサート」ー発がん性がある上に腸内細菌を殺してしまうことでさまざまな疾患を誘発する懸念がある。麦に直接散布して収穫時に雨が降ると小麦が発芽するので、先に除草剤を麦に散布して枯らせて収穫するのだと。輸送時には農薬「イマザリル」などの防カビ剤を噴霧する。
日本でも「グリホサート」は使われているけれど、雑草に使用しているとのことでした。
しかも、2017年12月25日に日本人には小麦の「グリホサート」の摂取限界値を6倍に緩めるよう要請されて「クリスマス・プレゼント」?!と称して緩めてしまったとあります。農民連食品分析センターの検査によれば、日本で売られているほとんどの食パンから「グリホサート」が検出されているとのことです。もちろん、国産の小麦から作られた食パンからは検出されていないと。
「クリスマス・プレゼント」との表現ははショッキングでした。
まだ本を読んでいませんので、読んでみます。
アメリカ産のオレンジはドブンと防カビ剤の液につけるとだいぶん前に耳にしてからスーパーの店頭で手がでなくなってはいました。
最近食パンを機械で焼くようにはなりましたが、そのもとの小麦粉が〜
それと付随して、気になっていた「遺伝子組み換えではありません」の表示もやはり無表示にするとか、ますます分かりにくくなるような。日本の伝統食であるお豆腐や納豆に使われている大豆も今やアメリカ・カナダ産に置き換わっています。お醤油の原料も大豆ですので、「和食」が良いという中でその材料を日本国内産で賄うのには自分で大豆を作らないといけなくなるか、価格が高くても厳選した食材を使わないと体にいいとは言えない「和食」になってしまいます。
高級料亭の「和食」を毎食いただくのは到底不可能なことなのですから。
日本に住んで安心・安全な食べ物を口にすることを難しくして、ひいては病気にかかりやすくして日本をどうしたいのでしょうか。政府の方たちは、と素朴な疑問と怒りが湧いてしまいます。日本人が高い確率でがんになりやすいと聞いたか、なにかで目にした気がするのですが、間違っていましたらご指摘くださいますようお願いいたします。
食べることが生きることなので、なるだけ病気にならないようにできる努力をして食べていきたいのですが。家計との兼ね合いもありますので、何を食べればいいのかと昨夜は考えてしまいました。
今回の五輪に来日した欧州のアスリートの食に対する意識の高さに驚いたのですが、鶏肉も狭いゲージで育ったものや、卵もしかりストレスが鶏にかかってしまうから、そんな鶏肉は食べたくないのだと主張したとの記事を読んだのです。
つい最近鶏卵業者が農林水産省のお偉い方に賄賂を渡して、今のままを維持して(改善のための経費を使いたくないために)行くよう依頼したという報道がありました。
スーパーの店頭で買うしかできない私としては、どの卵がストレスがかかっていないのか、たしかにグンと高い価格の卵に「放し飼い」と表示のあるものもあります。相当高めな価格です。その業者さんを信用していいものか(ごめんなさい)近頃疑い深くなってしまっているもので。
「今だけ、カネだけ、自分だけ」が浸透しつつあるのではと思わざるを得ない状況に置かれていますからね。
悩んでいては、スーパーに行っても買えずに立ちすくんでしまいそうです。気がかりは、まだ若い人たちができるだけ安心・安全な食べ物を高過ぎない価格で買えるようにしてもらいたいということです。
病気にならない、災害も最小限にとどめる、全て予防策が重要だと痛感します。日本は予防意識が低すぎるのでしょうか。海外からの圧力の前にはなすすべもなく、国民に害があろうとおかまいなしですか。
やっぱり、国民の安心・安全は嘘っぱちな心にもない言葉だとよくわかりました。
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