昔は「見てくれに騙されなさんな。中身が大事よ。」という言葉を聴いた記憶がありますが。確かに風体の良い紳士に見える詐欺師もいたように思いますけれどね。
シニアが健康でいるために見た目を気にするのは、大いに結構ですよと医師のお墨付きがでています。男女問わずに、肌や髪のお手入れや、手指の先までクリームを塗ったり、爪にさりげなくマニキュアをしてみたり。もちろんオシャレを楽しんだりすると気分も高揚しますし、新鮮な気持ちになったりするものです。海外のシニアの方は文化の違いもあるのでしょうが、マニキュアをつけていらっしゃるのは良くお見かけしますね。私がハッとしてしまいます。女性はいつまでも女性でいらっしゃるとね。
私がアパレル関係の仕事をしていた関係もあるから特にそう感じるのかもしれませんが、コロナ禍前のデパートで婦人服を販売していた時に来店されるお客様は「旅行に行くのよ😊」とか、「同窓会があるんです。」とおっしゃってお洋服を買い求めにいらしていましたね。
特にイベントがなくてもオシャレを楽しみたいとみえるお客様ももちろんいらして、試着室から変身されて満面の笑みで「素敵よね。」という言葉を聴くと私まで決してお世辞ではなく「素敵ですね!」と嬉しくなったものでした。それがあったから好きな仕事だったのです。
美容室の美容師さんも同じ気持ちで働いていらっしゃるのではないかと思うのです。お客さまをきれいにして差し上げて、喜びをともに分かち合えるとね。
美容室で今私が悩んでいることがありまして、この4ヶ月美容室に行かずにショートヘアの伸びた毛先を自分ですきハサミでカットしてきたのですが。硬い毛で美容室でカットをしてもらった毛が自分の指に棘のように刺さっていたのに、シャンプーを美容室使用のに変えて1年近く経ちました。柔らかくなったと喜んでいたのです。が、このところ柔らか過ぎて、現役で働いていた時の「パンクヘアー」ではないですがツンツンとジェルで立たせていた髪の毛がふんわりに。ふんわりというと良い感じに思われるかもしれないですが、言い換えるとシャンプーのおかげばかりでなく髪の毛が細くなって頼りなくなったんじゃない?と私。私の思うイメージが大きく変わってきましたね。
まったくかってのヘアースタイルは無理でしょと変わりすぎて。。でも年齢に連れて髪の毛が細くなるという話も耳にしていましたから、細胞の一つですから当然といえば当然の流れなんでしょうか。
カツラのCM も良くテレビで見ますし、デパートで働いていた時にカツラで変身した同僚に「あら!若くなったんじゃない?」と言った経験もあるのですけれど。連れ合いが珍しく「カツラにするとか?」と言ったのですが、帽子とは全く違ってカツラをつけている時とカツラを外したときのギャップの大きさが苦手なのと、カツラをつけている自分に目が慣れなくて落ち着かないのです。
私の髪の話は横に置いて、若く見える努力をするのはそれなりのエネルギーとその人なりの美学を持つこと。それって大事なことですよね。美学というとおおげさに聴こえるかもしれないですが、生きてきた過程で積み重ねてきた体験や感性、その上に今現在の自分の目に飛び込んでくる時代の変遷のなかで美しいと感じる柔らかな心で愉しむこと。自分の美学を貫く意思とか、全て前向きなことですよね。
若作りとは全く違うものです。若作りが悪いわけではないですよ。若々しくはつらつと愉しんでいる姿のこと。そうすると、細胞も喜んで生き生きとしてくるのではないでしょうか。
そうありたいと願っているんですよ、私💐 姿勢も正して、ね❣
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