プラスチック製品は本当に便利!今もペットボトル2Lを横に置いて水を飲みながらですからね。生活のなかにたくさん入り込んでいて、当たり前の光景です。
お風呂のバスタブもですかね。湯おけにおふろの椅子も風呂フタもプラスチック。台所ではプラスチックのボウルとステンレスのボウル。プラスチックのザルに、何かな?金属製のザル。最近は菜箸も使いますが、プラスチックのトングもパスタ料理の時には使っています。以前は木ベラだったのに今はプラスチックのヘラに。
溢れんばかりのプラスチック製の商品の山❢
「便利」ですよ。意識も何もなく使ってしまっているのです。
ところが、そのプラスチック製品を作るときにいろんな薬剤を混入させて出来上がるそうなのです。海外の研究者たちがあらゆる角度から気づき初めて研究がすすんでいるようなんですね。
例えば、イギリスで思春期の10代の女の子たち乳房の発達がドンドン早くなっていると気づいた研究者は少女たちの尿を検査したところ、プラスチックに使われている薬剤がすべての少女たちの尿からみつかったとのこと。
驚いたのは研究室で使われている試験管もプラスチックでできているので、そのプラスチックの試験管から出たと思われるホルモンを発見した女性科学者が「環境ホルモン」についての研究をはじめたということでした。
別の女性科学者はマウスにおいて「環境ホルモン」によると思われる性器と肛門が近くなる異常、それによってオスとメスの区別がわかりにくくなっているとのこと。オスのマウスに乳房の発達がみられたりするのがハッキリ確認されていると報告がされていました。
倫理的に人間でそのような「実験」はできないにも関わらず、現実社会で実に壮大な実験が行われているのが今の実情だとの発言にうなづいてしまわざるを得ませんでした。
今の段階では、「男性の精子の減少」や「不妊症」「発達障害」等や先程の思春期の少女たちの早すぎる性的な発達と関連付けられるところまでは行っていないとのことでした。
まして、すでに大量のプラスチック製品に囲まれた生活にドップリと浸かってしまっているのですから、そこからの脱却は困難を極めることでもありますしね。
ささやかなことですが、ワタシはオリーブオイルやごま油がプラスチック容器に入って売られているのがなんとなく怖くてできるだけガラス瓶に入っているのを選ぶようにしていたのですが。
その観点で探すと、なんと多くのオリーブオイル等の油類ががプラスチック容器で売られていることかとわかったのです。
ほんとうにささやかなこだわりだったと、研究者たちの言葉でようやっと知らされたわけですがどうしてどうしてどれほど困難な道であることでしょうか?!
プラスチックメーカーからの圧と言うか、反論ですね。研究者たちにきているようですが。
私のようなものでもこんなに人間の生殖に関する危惧が「環境ホルモン」によると研究者たちによって少しづつ明らかになっていくと手をこまねいてはいられないと思うのと同時にどうやって変革を実行できるのかという点においては気が遠くなってしまいます。
プラスチックによる海洋汚染も生態系に危険を及ぼすのだとばかり思っていた私。その前にすでに体のなかに取り込んでしまっていたという事実は相当な衝撃でした。
男性の「精子」は母親の胎内にいるすこぶる早期の段階に形成されるのだということも初めて知りました。そのお母さんも体内にすでに「環境ホルモン」を取り込んでいる今。
がんの治療薬を開発したように、今も研究が続いているように人間は危機回避の研究をする生き物だと信じたいのです。私は。
ヒノキの湯船に木桶の時代にはこんな心配はしなくてよかったと懐古主義になったとて、そうは戻れない「便利」にドップリと首まで浸かってしまっている現代。
さて、ここからは人間の叡智を結集させてこの危機をどう回避できるのかに期待したいと言うしかない心境です。
人間は間違いに気づいたら、再起する生き物だと信じたいです❣
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