今日は連れ合いが病院に行っています。私が行くと何か口を挟んでしまいそうで、行きませんでした。私のカラダのことではないのに、連れ合いにとって余計なお世話になりかねないですから。
連れ合いが自分で「もうこれ以上はキツイから抗がん剤を変えるか、やめるか。」の決断をするのならいいでしょうけど。私が言うのはまずいかなと思っています。
結婚して50年、連れ合いが退職して15年になろうとする間見ていると、意外にも従順なんだとわかりました。若い頃は反骨心が強いのかと思っていましたが。年齢と、やはり「命」に直結する病気に直面するとまず「恐怖」が来るんですよね。当たり前でしょうが、自分がそんな病気にならないとやはり実感としてわからないのではないでしょうか。
ドンドン体全体に痒い症状と赤い箇所が広がっていってるのをみていて、連れ合い自身も痒さに掻きむしっているのですから私は考えてしまいます。上半身だったのが今は太ももまで広がっています。自分で手が届くところは爪で掻きむしって血が滲んでいます。爪などほんとうに短いので思い切り掻いたんだろうと思って、薬をつける私のほうが「う〜ん。」と唸ってしまう毎日です。
さて、そんな状態だと医師にちゃんと報告したのだろうかと?たぶんしないで、そこは平気そうに抗がん剤を受けて帰ってくるんだろうと思います。
「転移するのが怖い。」とハッキリ言ってましたので。どうなんでしょうかねえ。新聞紙面などで「がん」で治療を受けているのですがコレコレこういう経過で〜どうしたらいいでしょうか?との相談欄があると必ず見ています。つい直近も50歳代の方でしたがこれを使って副作用があって止めた、次に○○を使ったんだけども又副作用が〜とか載っていました。
「副作用が出ると、止められるよねえ。」とその部分に共感を覚えながら、でもなかなか副作用のでない薬ってないんだわねと読んでいて考えさせられていました。
答えのでない大きな問題です。魔法のような薬はないということでしょうか。私はできるだけ辛い症状は抑えられて日々過ごせることも大事なのではないのかなと思うだけなのです。
自分に置き換えて考えた時そういう方向に思いはいきますので。
それぞれ考え方が違うのも当たり前ですし、悩みながらいくしかないのですかね。
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